これは出石の旧家から出た
幕末の読本です
題は「野居鷹(のずえのタカ)」
幕末の読本です
題は「野居鷹(のずえのタカ)」
発刊されたのは
文化五年(1808年)
文化五年(1808年)
画工は、かの有名な
葛飾北斎であります
葛飾北斎であります
江戸深川で発刊されたことが
記されていますから
記されていますから
この本も江戸から
出石に運ばれてきた
ことになります
出石に運ばれてきた
ことになります
見開いた右上に
判が押されていますが
判が押されていますが
但州出石サシガネに▲の下に
米太とあります
米太とあります
この読本は
四巻が綴じられていて
貸し本とされていたようです
上の「米太」という判は
ここに書かれてある
田米屋という貸本屋
のものなのかもしれません
各巻の最後に上のように
「帙本何方(いずかた)へ
御かし(貸し)
申候共(申しそうらへども)
相済み候はば(そうらはば)
早々御返し下され
度(たく)候也(なり)」
と注意書きがなされています