これは何でしょう・・
琳派風の風景画を模しましたが
月がもっと大きくなければ琳派風や
平家納経風にはなりません
手前にピントを合せてみました
手前の物は梅の木の切り株でした・・
さっき犬の散歩をしていて
小川堤に植えてある梅の木が
間伐されていたのです
その中にこのように厚み4cmほどの
輪切り状の切り株があったのです
おもしろい年輪の出方で
惚れ惚れとします・・
製作中の平家琵琶の試作パーツを
使って久しぶりにオブジェを作りました
これまで作ったオブジェの一部は
展示販売されています(4月22日まで)
画像を紹介しておきます
次に使っているのは
同じく伊予砥で、粒度細かめのもの
粒度は約#1000
そして三河中名倉砥
粒度は約#1500
中研ぎの最終段階として
沼田虎砥(粒度約#2000)
仕上げ研ぎの最初は
京都新田産の白巣板
次に中世中山砥の戸前を使いましたが
この刃物とは相性が良くありませんでした
最終仕上げは京都梅ヶ畑・中山産の黄板
こちらは裏側
木の柄に挿げるため
元の部分をカットし
グラインダーで成形し直しました
柄にする木は手許にあったポプラ材
仮収めをして状態を確認した後
タイトボンドで接着
握り易い形に成形
木地のままだと自分の手になじまないので
柄には私はニスを塗っています
今回は濃い色のセラック・ニスを塗りました
アイスキャンディーでも五平餅でもありません・・
出来上がりました
製作中の平家琵琶の覆手を接着しました
腹板(表板)の膨らみは鉋仕上げのままなので
均一な凸面ではありません
ですから、平家琵琶の覆手の接着面を
仕上げる際には、じっくりと
少しずつ削っていくしかなく
この作業に時間は惜しみません
このときには二種類の四方反り鉋を
使いますが、その調子がいいと大変助かるのです