20日に紹介した仕上砥石
奥殿産本巣板天井でハイス鋼の鉋身を
研いでみました(動画参照)
動画で最初に使っているのは
愛媛県産の伊予砥(粒度は約#1000)
この砥石は柔らかめで、通常の鉋身は
砥泥が出すぎてやや研ぎ難いのですが
ハイス鋼の鉋身にはほど良い反応をしてくれ
心地よく研ぐことができます
研磨力も強く、ハイスにはこれ!という感じです
次に使っているのは
これも前回使用した、新たに手に入れた
天然中砥、沼田砥と思われるものです
粒度は#1500以上ある感じで
中研ぎの最終段階として威力を発揮してくれます
ハイス鋼にもよく反応します
そして仕上げ研ぎですが
これも前回使用した
奥殿産本巣板天井層のものです
通常の鉋身よりも反応良く
中砥の傷をあっという間に消すことができました
そしてこれは以前紹介した中世中山砥
これもハイス鋼によく反応し
上の奥殿本巣板天井とよく似ています
研ぎ上がりも同様の仕上がりで
二つを並べてみると
質感、模様など見た目もよく似ています
側の状態ですが
右の奥殿産本巣板天井は
巣の層が顕著に確認できるので
巣板ということが納得できますが
左の中世中山砥は
全体に質は均一で層は判然としません
この二枚の仕上砥で
燕鋼の鉋身も研いでみましたが
ハイス鋼同様よく反応しました