2013年8月28日水曜日

アサガオの花を食べるバッタ・・


工房の窓からアサガオの花を眺めていたら
一つ花弁の先端が無くなっていた
花の元にはバッタが・・犯人はこの御方か・・


約2時間後
花はさらに減っている・・
やはりこのバッタのようだ


現場を押さえてやろうと動画撮影したが
カメラを向けるとバッタは固まってしまった・・


翌日、ご馳走さま状態でした・・



こちらは数年前に撮影したもの
こちらのバッタは花は食べていない
肉食か・・

2013年8月23日金曜日

Red Laprevotte 出来上がり


製作中の特注19世紀ギター
Laprevotteラプレヴォット・タイプが出来上がりました












フレッティングはSuzuki音律
弦はガット弦(低音弦はガットに金属巻)






2013年8月22日木曜日

昔の職人さんが使っていた天然砥石で鑿を研ぐ

8月18日にYouTube動画にUPした
研ぎ動画の画像を紹介しておきます
これら5点の天然砥石は昔の職人さんが使っていたものです
動画で最初に使ったのは
中砥の岐阜県産小鳥砥(おどりと)
以前こちらのブログでも紹介したものですが
それと同様にやや柔らかめの石質で
ノミ研ぎにはあまり向いていません


強い研磨力がありますが
砥泥がやや邪魔になります







これも小鳥砥で、小振りのコッパです


上と同様の硬さと反応です







次は愛知県産の三河白名倉砥


やや硬めで良く反応し、強い研磨力があります
層は八重ボタンあたりでしょうか・・
このように良く反応する三河名倉砥には
今ではほとんどお目にかかれません


鋼の研ぎ傷はほとんど消えています



次は台に接着された仕上砥


硬い石質で、なかなか反応してくれません


三河名倉砥の傷をいきなり消すには
ちょっと無理があります・・
これを持っていた職人さんは
細い刃物の仕上げにでも使っていたのでしょう・・



最後は謎の仕上砥
これ以上はないというほど硬い砥石です
ダイヤモンド砥石を使っても面直しに一苦労しました




裏と側の様子
やや緑がかった石質で
通常の仕上砥のように側が粘板岩の層になっていません
三河名倉砥のような凝灰岩と思われますが
三河細名倉やそれより上の層でもないようです

裏の右上の異質の石は
砥石が安定するように別の砥石を接着したものです


名倉をかけてもほとんど反応ありませんが


このようにピカピカの鏡面に仕上がりました
アーカンサスなど海外の砥石でしょうか・・








2013年8月21日水曜日

砥取家さんのアルバムから写真を拝借

8月18日に行われた
「日本研ぎ文化振興協会」設立総会と勉強会の
様子を紹介されている砥取家さんのHPから
写真を拝借しました
写真後方の右の方は
砥取家社長の土橋要造氏
左は「研ぎ屋むらかみ」の村上浩一氏


皆さんに鉋かけの体験もしてもらいました


右は亀岡市議会議員の中村正孝氏
中央は京都府議会議員の桂川孝裕氏
御両人とも今回の会の立ち上げに尽力を頂きました


コニシボンド社長の小西哲夫氏
料理に対する情熱は料理人以上
包丁もいろいろと持参されていました
黒曜石のナイフを持っておられるのにはこちらもビックリ



演奏中
ヴァイオリンは農学博士の森下正博氏
ヴァイオリン歴50年ということです
中央はマリア味記子さん


打ち合わせ中 

2013年8月19日月曜日

「日本研ぎ文化振興協会」


昨日8月18日、京都府亀岡市にある砥取家さんで
「日本研ぎ文化振興協会」の設立総会と勉強会が行われました
これは私のパフォーマンス
4種類の鋼の鉋の仕上研ぎと鉋かけを行いました
削った材は楽器用のメープルと本黒檀(Ebony)


自作の楽器の音も聞いてもらいたかったので
マリアハープ奏者のマリア味記子さんにも同行してもらいました
右端の方は会場で一緒になった農学博士の森下正博氏
ヴァイオリン演奏をするということでしたので
急遽3人で何かやろうということになり1曲披露しました
会場の方々に喜んでもらえて何よりでした


これは二人の包丁研ぎ師
藤原将志氏と村上浩一氏による研ぎの講座
YouTube動画を3本UPしました
参照ください その1 その2 その3


左が月山義高刃物店の藤原将志氏
右は「研ぎ屋むらかみ」の村上浩一氏


藤原氏によるさらに詳しい包丁研ぎ動画はこちら





村上氏が研ぎ上げた包丁
ほとんど日本刀と同様の仕上がりです
これには感服しました



砥取家さんの天然砥石で研ぎ上げた包丁を早速試してもらいました
市販されているままの状態の包丁と
天然砥石で研ぎ上げた包丁
切れ味の違いは歴然としていて誰もが納得


包丁によって切った素材の味が違うというのも驚きです
これは味覚音痴の私にも分かりました


大阪北新地の割烹料理店ぬのや(ミシュラン一つ星)
の布谷浩一氏による包丁さばきに熱い視線が・・


鰹(カツオ)の「タタキ」も本格的・・




こちらは鯛(タイ)のタタキ


そして鱧(ハモ)の湯引き
どれも絶品でありました
添えてある花弁は食べられるように品種改良された
オクラの花だということ
これは初めて口にしましたが
独特の食感と旨みには、それこそ舌を巻きました・・
食は文化であるということを再認識させられました