2013年9月28日土曜日

日本人の「愛想笑い」


関裕二氏の古代日本論は斬新でいろいろと興味深いが
この本で書かれている日本の天皇成立の止むに止まれぬ事情は
なるほど、と納得させられる
その背景となっている紀元前後の日本列島の状況・・
それが日本人の「あいそ笑い」の源であるというのも納得
日本人の「あいそ笑い」は小泉八雲はじめ
幕末から明治にかけ日本にやってきた外国人が
不気味がっているが、その歴史は長く深かったのかもしれない



2013年9月23日月曜日

旧家に仏像はよく似合う 「丹波ノ工藝ト酒ト肴」展

9月21日の朝 快晴
空に龍のような雲が・・
この日、篠山市西町の知人が寄ってくれた
車の中には無造作に仏像が・・
22日・23日のイベントで自宅に展示するという
作者は三田さんだ市にある聖徳寺の住職で
仏師でもあるということであります(仏師名は誠光)


次の日、西町界隈で企画された
丹波ノ工藝ト酒ト肴」展に足を運びました
知人の自宅内に仏像は展示されてありました
旧家に仏像はよく合いますね










2013年9月22日日曜日

「寺社の装飾彫刻」近畿編が出版されました

6月に紹介した丹波市柏原かいばらの江戸時代の
彫物師一族、中井一門が携わった寺社彫刻が紹介された本
「寺社の装飾彫刻」近畿編が出版されました
研究家の岸名氏の解説文もたっぷりと記載されています

新作端材のオブジェ

マリアハ-プの構造材の贅肉を
切り落としたもの
黒曜石に接着してみました





上は太い棘を持った大きなパイプウニの殻
棘が外れた跡が宝石のようです
下の二つはアジアンショップで買った小さな宝石箱
どこかウニの殻に似た雰囲気がある

古い鉋、義廣銘寸四削り比べ

YouTubeにUPした鉋削り動画の画像を紹介しておきます
動画撮影を終えた状態
右が今回手に入れた使い込まれた古い鉋身を
新しい台に挿げたもの


銘は義廣、寸四(身幅56mm)
義廣銘鉋の初代は以前紹介した、播州日原大工が使っていた
国弘鉋の初代の弟とされていますが
この鉋身は後代のものと思われます


ハガネは炭素鋼系
刃角度約28度


画像右は現代製の鉋で東郷ハガネが使われたもの
作者は伏せておきます(刃角度約28度)




これは動画撮影後の状態






削り肌は問題ありません


動画撮影後の刃先の状態
ほとんど変化はありません


こちらは東郷鋼寸三(身幅50mm)


こちらも削りは肌は問題ありません


動画撮影後の刃先の状態
かなり磨耗しています

これまで現代製の東郷鋼の鉋をいろいろと使ってみましたが
どれもこのような感じなのです
何故だか知りたいところであります

これが昔の会津鉋の東郷鋼のものは
もっと刃先が強靭で永切れするのです