2014年2月9日日曜日

YouTube動画の画像 クリコ錐と鉋かけ

YouTubeにUPした動画の
画像を紹介しておきます


製作中のギターのサウンドホール縁飾りの
溝を彫るための切り込みです


錐の刃先は下のようになっています


埋め込む縁飾り
先般紹介した正宗銘の小刀を使ってみました




どっしりとした重量感があるので
繊細な作業が安定して行えます
切れのコントロールもスムーズにできました



こちらは動画はありませんが
切り抜き用の刃を付けたクリコ錐


このように切り抜くことが出来ます







そしてこちらは鉋かけの動画のもの


埋め込んだ縁飾りを削って平にしているところです
この動画では初代・金井鉋を使いましたが
これは以前UPした動画のコメントで
この鉋で他のものを削っているところが見たい
というリクエストがあったのでこれを使った動画を撮影しました





動画で削り終えた状態
逆目も完全に止まっている
鉋屑の厚みは30ミクロンほどだが
これくらいの厚みで逆目が止まれば
作業はかなり楽であります

YouTube動画の画像 前挽き鋸を使う

YouTubeにUPした動画の画像を紹介しておきます
動画 その1  その2
柔らかめでやや幅のある材は
この前挽き鋸を使っています
刃渡り約52cm




挽いた材はセドロ











2014年2月8日土曜日

丹波篠山 大雪 平成26年 2014年2月8日

こちら丹波篠山も夕方の時点で積雪約20cm
朝の様子、動画UPしました


工房近くの八幡神社


阿形あぎょうの狛犬くん
あ~コマッタ


吽形うんぎょうの狛犬くん
う~んコマッタ

2014年2月6日木曜日

小川産中砥、杭名砥、飛駒砥を使って鑿・ノミを研ぐ

これは4日に紹介した砥石を所有されている
栃木県の方が埼玉県産の小川というところで
採集された砥石(中砥)だそうです
小さなコッパですが


ノミを研ぐには充分な大きさなので
この五分(刃幅約15mm)のフィッシュテール・ノミと


六分薄ノミ(刃幅約18mm)を研いでみました
この画像の砥石は杭名砥

どちらも同じ砥石を使って研ぎましたが
刃物と砥石の相性の違いが分かってもらえると思います


これは埼玉県、小川産中砥
粒度は約#1000
左はフィッシュテール・ノミを
右は薄ノミを研いだもので
以下同じです





京都丹波・亀岡産青砥(岡花産と思われる)
粒度約#1200





三河中名倉
粒度約#1000





仕上砥ぎの最初は山口県岩国産白巣板・蓮華







最後に栃木県産飛駒砥







2014年2月4日火曜日

関東産の仕上砥石 飛駒砥


栃木県の方から借りている
関東産の砥石を
紹介したいと思います
たいへん珍しいものばかりです
まずこれは栃木県の金物店の倉庫に眠っていたものだそうです
産地は判然としませんが
九州・熊本産の備水砥とは
明らかに違っている感じです

硬質ですが良く反応し
強い研磨力があります

粒度は400番ほどで、どちらかと
言えば荒砥の部類に
入るのかなという感じです
荒い針気がありますが鋼にはそれほど及んでいないようです

手持ちの同じような
天然砥石と比べてみましたが
右の福井県田村山のものや
左の産地不明の荒砥と比べても
異質の感じがします
右と左は砂岩系の
印象を受けますが
中央の今回のものは
凝灰岩といった感じで
荒めの三河名倉砥のようにも
見えます
ご存知の方はぜひ
ご教示お願い致します

最後は仕上砥石ですが
栃木県産の飛駒砥
一見、硬質に見えますが
研いでみるとサリサリと
良く反応し
京都梅ヶ畑産の優れた仕上砥と
ほとんど同じ研ぎ感です
これには驚きました

飛駒砥はこちらの
HPで紹介している
昔採掘されていた各地の
天然砥石の欄でも
記載されていますが(参照
実物にお目にかかれるとは
思ってもいませんでした・・
石種も京都産と同じ
珪質粘板岩とされています

研ぎ面の様子
(水に濡れていない状態)

反対面の様子

このように素晴しい反応です

研ぎ上がりも文句なしです

鉋身は福三郎銘・寸六
(安来鋼・青紙)

刃先の拡大画像