2014年9月3日水曜日

ギターのフレッティング そして ユリの花


ちょっとフレッチングの計算をするときは
ついつい昔ながらの
ポケコンを使ってしまう・・


19世紀のギターの
Leimond Henry
レイモン・アンリなんかは
現代の計算機を使って計算し
しかも0フレットの
補正をした計算値と
ほとんど同じなのには
驚かされる

それから1827年製の
Panormoパノルモは
2フレット以降は0フレット補正をしていない計算値と
ほぼ同じで、尚且つ1フレットだけ補正されている
これは相対的にみると0フレット補正と同じ発想
これにも驚かされる

こちらはいつもの
古典音律の一つ
Suzuki音律フレッティング


工房裏ではユリの花が
盛んに咲いている


背が高いものは
1.5m以上ある・・

これは花が終わった後の
種が入った嚢



2014年9月2日火曜日

工房裏と近所の様子

工房裏で見つけたもの
何という虫かは知らない・・
ちょっと一服なさっているのでしょうか・・


こちらはアマガエル
こちらも一服・・?



これは犬の散歩の途中
県道の歩道に落ちていたもの
天蚕の抜け殻でしょう
淡い緑色で、昔は天然の繭として珍重された
ということを聞いたことがあります


歩道に植えられているドングリの木に付いているようで
時折、落ちているのを見かけます


カタツムリの殻といっしょに・・



これは工房裏で自生しているアサガオ
毎年盛んに花を咲かせるが
奥に一輪見えるのは、これは何?


同じアサガオの蔓と思われますが
この花は初めて目にする・・
突然変異か・・






これは今日、家人が近所のスーパーでゲットしてきたもの
曰く、「パンを買うつもりはなかったが
これを見たら思わず買うてしもた・・」
納得・・素晴しい・・私好み・・

2014年9月1日月曜日

工房の様子 Walnut材でLaprevotteタイプを製作

二日前に撮影したものですが
すぐ近くの道端に・・ニラの花だと思います(参照




来客・・カメムシ


ハナムグリ



こちらは工房の様子
美しい杢が出ているブラック・ウォルナット材で
19世紀ギター、ラプレヴォット・タイプを製作します
初めての試みです


膨らみ削りに新調した四方反り鉋を使ってみました
身幅42mmの越富士銘、鋼は炭素鋼
越富士銘は問屋銘だと思いますが
この銘の作者がお判りの方はぜひご教示願います

後日(9月5日)、この銘は
新潟県与板の小森小鉋製作所で
打たれたものではないかと、ご教示頂きました
ありがとうございました
この場にて御礼申し上げます


これくらいの大きさで、重みがあると
荒削りが楽に行えます








1時間ほど使った状態
刃口の磨耗が激しいので
金属を埋め込む予定






その後、スクレーパーで均し
サンドペーパー#150で仕上げました
その後内側を彫っていきます





2014年8月29日金曜日

ニス塗りと次の作業 walnut材を削る 

これは昨日の作業の様子
ニス塗り中・・
19世紀ギターLaprevotteラプレヴォット・タイプ






こちらは小型モダン・タイプ 弦長630mm




ラプレヴォット・タイプの裏板を削るための
やや大きめの四方反り鉋を入手しました
身幅42mm(炭素鋼)、押金が付いているので
深い逆目を削るのに重宝しそうです




しばらくこのまま使ってみて
調子が良さそうなら、刃口に金属を埋め込もうと思います


炭素鋼の影響か、切れは軽い
あとは永切れを期待したいところです






裏板の内側、接着面を仕上げているところ


このウォルナット材のような、粘りが強く
強烈な逆目が交じっているガンコな木でも
平気で削ってくれ、しかも永切れします
鋼は昔の東郷鋼と思われます




深い逆目も止まっています


2014年8月25日月曜日

端材のオブジェとEmilio Carrasco氏の版画


製作中の19世紀ギター
特注Laprevotteタイプ(弦長625mm・Suzuki音律)
のブリッジの端材で


オブジェを作ってみました







ブリッジ完成





これは20日に工房見学に来られた方が
お礼として送って下さった木版画
何が描かれているのかは分からないが
ほのぼのとしたいい雰囲気が伝わってくる


作者はメキシコの版画家
Emilio Carrascoエミリオ・カラスコ氏