2014年11月13日木曜日

小熊寅三郎鉋と佐野勝二鉋削り比べ YouTube動画の画像

以下紹介する画像もYouTubeにUPしたもので
画像紹介を忘れていたもの
新潟与板の鉋鍛冶、故・小熊寅三郎作「羅生門」銘寸八と
東京鉋の名工、故・佐野勝二作「昭豊」銘寸八とで
削り比べを行ったもの
鋼はどちらも昔の安来鋼・青紙と思われます
羅生門銘・寸八
これは若狭砥を採掘している天然砥石尚さんから
お世話になったもので、昔の職人さんによって
使われていたものです
台も全体に汚れていたので鉋をかけて
汚れを取り除きました


刃口の赤樫の埋木も緩くなっていたので補修




裏出し・裏押しの後、研ぎ上げた状態


鎬面は刃先から2mmほどを約28度で研ぎ直しました


天然砥石尚さんからお世話になったので
敬意を表して若狭・田村砥で最終仕上げを行いました
これは、以前紹介した黒い筋が全く当たらない不思議な仕上砥




研ぎ上がりの状態から
鋼はかなり強靭そうな印象を受けます


動画撮影前の状態


動画撮影後の状態
右は佐野勝二作「昭豊」銘・寸八




動画では強烈な逆目と深い杢の入った
Walnutウォルナット材を削ってみました
これは羅生門・寸八


昭豊銘・寸八


動画撮影後の刃先の状態
羅生門・寸八はほとんど変化はありません


こちらは昭豊・寸八
きれは止んでいませんが、刃先が白く磨耗しています
佐野勝二作「昭豊」寸八は手持ちの鉋の中では
ハイスや超特殊鋼を除いて、トップクラスの
強靭さを誇っていたのですが(参照
小熊寅三郎作「羅生門」寸八に軽くいなされてしまいました
驚きました・・脱帽・・

2014年11月12日水曜日

丹波氷上 内尾神社 YouTube動画の画像


丹波氷上にある内尾神社



この日は兵庫県多可郡
多可町にある謎の空間
悟空庵」に伺ったときで
内尾神社はその途中で
見かけたのです
石仲間が集まると
こうなってしまいます・・

左の石は悟空さんが淡路島の海岸
で拾ったという「さざれ石」
下は上の写真の中央の御方
九州のストーン・ハンター
岩井さんが
ヒスイで有名な新潟の宮崎海岸で
拾ってこられた「薬石」
これは御自身で磨かれたもの
その右は拾った状態の転石

上左の「さされ石」も
磨くとこうなります
これは悟空さんが磨いたもの

人のものばかり紹介すると
石好きとしては悔しいので
自作の勾玉で対抗しておきたいと思います・・


2014年11月9日日曜日

Peny Lane 54 でのマリアハープ・コンサート 無事に終了

本日、兵庫県豊岡市にあるライブハウス
無事に終えることができました
お忙しい中、お越し下さった方々に御礼申し上げます




Peny Lane54のマスターにも
急遽伴奏に加わって頂きました
音楽の楽しさを実感でき
たいへん有意義な一時を過ごすことができました














2014年11月7日金曜日

ここ数日の工房の様子

横・裏Maple仕様のLaprevotteタイプ
弦長630mm Suzuki音律




響板は30年以上寝かせたドイツ・スプルース


今回はラプレヴォット・タイプ2台と
ラコート・タイプ(弦長630mm)を1台 作ることになります



2年ほど使っている長勝導突窓鋸
手に入れてから、まだ目研ぎはやっておりませんが
まだまだ充分に切れます


堅木と軟材を一緒に挽いても
切り口が同様に滑らかに仕上がっているのには驚きます


フリーハンドでここまで挽くことが出来るのには
たいへん助かります


やや刃の並びにムラができているようですが
まだ充分これで使えます


2014年11月2日日曜日

やるだけやった。 貝のオブジェ?

昨日UPした端材を見た人から
これはカタツムリのようだ
という感想があった
ので・・


適当な大きさの貝殻といっしょにしたら
あらま、よくお似合いで・・
これは表面が磨かれた夜光貝


これはトウカムリ


そして、ミヒカリコオロギボラ




そんなことをしていたら


知人がサザエを持ってきてくれた・・
美味しく頂いた後、貝殻をじっくりと観察


素晴しい造形、質感
と、しばし見入った後・・
これにも・・


と、適当な大きさの石と一緒にしたら・・
これもいけるな・・
石は近所の篠山川で拾ったもの


象牙と猪の牙


壁掛け用の一輪挿し


縄文土器の破片


サンショウウオ


タコ
これも焼き物
作者不詳


大きな勾玉
と、いろいろやってしまいました・・