ここ丹波篠山も梅雨真っ只中ですが
工房の中の湿度はこんな感じです
(数日前の様子)
接着作業はこれくらいの状態で行います
文明の利器のおかげで
梅雨時でもこうして楽器作りが出来るというのは
たいへん有難い・・
これから作る五組の茶入は
できるだけ単純な手作業で作りたいので
このような円空小刀というものを手に入れてみました
かの有名な円空さんが携帯していたという小刀を
再現したものだそうです
先日紹介したフック・ナイフと一緒に
桑材を試し削りしてみました
YouTube動画UPしました
さて、こちらは以前手に入れていた
大きめの前挽き鋸
刃渡りは約45cm
やや赤錆が多いので
ザッと荒砥で擦りました
こんな感じでいいでしょう・・
錆を落とすと刻印された銘が見えてきました
マークは瓢箪形の中に「白龍」
その下に「登録商標」
そして「白龍〇〇〇〇」
白龍の次の二字は鍛錬のようにも見えますが・・
最後は花押でしょうか・・
適当にアサリの調整をして目立てを行いました
歯の角度や刃の付け具合から
これは横引きのようにも思えます・・
そういうことなので
刃の先端部だけ角度を少し修正しました
先日窓鋸で両端を挽き落とした桑材(参照)を
半分に挽き割ってみました