2015年9月6日日曜日

金輪寺風茶入と茶杓のセット出来上がり 

注文を受けて作っていた
金輪寺風茶入と茶杓のセットが
出来上がりました

文字は中央は般若心経から「羯諦」
左上は南無
左下は禅語「清坐一味友」から「清坐」
右下は禅語「拈華微笑」から「拈華」
右上は禅語「歩歩是道場」から「歩歩」


茶杓は古い煤竹で作りました


これは茶入にも使ったカリンの
細枝で作った茶杓(木地のままの状態)


仕上げた状態

櫂先(抹茶をすくうところ)部分は
枝分かれのところなので節がある
この部分は削るのに苦労したが
おもしろい効果が出ている


枝の皮をそのまま残した部分



2015年9月4日金曜日

工房の様子 製作中の特注ギターの表板と裏板 

ガルシア・タイプ、補強材の接着




こちらは19世紀ギター Kiyondタイプ




ガルシア・タイプの裏板を削っているところ




右はKiyondタイプのオバンコール材
左はガルシア・タイプのローズウッド
どちらも20年以上寝かせたものです










響板の補強材配置はできるだけシンプルにした
19世紀タイプもガルシア・タイプも一見同じだが
ここに至るまでの経緯は全く違っている
そこのところが楽器のおもしろいところである

また、補強材の配置などはよほど変なこと(ヘマなこと)
をしないかぎり、楽器の本質とはあまり関係はない
もっと大事なことは他にたくさんある
というのも楽器のおもしろいところ








2015年9月2日水曜日

京都宇治 平等院 鳳凰堂 ツクツクボウシが鳴く

数日前のことですが
久しぶりに平等院へ・・






昔の道標
この三叉路を左に行くと「平等院」と「志ゆふ山」
「志ゆふ山」は志に濁点が付いているので「じゆふ山」でしょうか・・
平等院近辺の地図を見てみたら
鷲峰山(じゅうぶざん)というのがありました
もしかしたらこの山のことかもしれません


右は「あがた」
この先には県(あがた)神社があるので
おそらくそこのことでしょう


参道沿いの骨董店




入場料を払って鳳凰堂に向かいます


見えてきました
堂内の観覧は待ち時間が長いので断念







YouTube動画UPしました












これは古そうですね・・


側にはこのような木も・・
よく似た雰囲気です


動画でも撮影した置石
ツクツクボウシが盛んに鳴いていました
「オーシー ツクツク」は子供の頃
夏休みの終わりの寂しさも重なり
「つくづく惜しい・・」と聞こえたものです・・













パンフレットから


鳳翔館に展示されている
雲中供養菩薩像は何度見ても素晴しい


図録から転載


琵琶が小さい


これも・・
他の像の楽器はそれほど大きさの違いは感じないが
琵琶は異様に小さい


箜篌(くご)も小さい