2016年7月19日火曜日

今日の主な作業 鑿 ノミを研ぐには小さな砥石で充分

今日の主な作業
12mm幅のノミが、刃先が完全に磨耗していたので
まず研ぐことに

左端は裏砥ぎ専用の中山産合砥
その右は京丹波・亀岡産の佐伯砥
硬口だがよく反応し
強い研磨力を発揮してくれる
ノミ砥ぎにはもってこい、の中砥

次にノミが乗っている黒い砥石は
亀岡・岡花産の青砥、これも硬口ながら
よく反応し、粒度がよく揃っている
小振りながら、これ以上の青砥には
めったにお目にかかれない

右端は仕上げに使った栃木県産・飛駒砥
これも硬口ながら優れた砥石

これ1本で短時間で仕上げることができる

地鉄も緻密に美しく砥ぎ上がる
研ぎ感からは想像できないほどである

鋼・ハガネはピカピカの鏡面に砥ぎ上がる


さっそく仕事で使う




Gelas Mandole マンドラの
ブリッジ作りで使った道具たち

そして膠・ニカワ接着




2016年7月18日月曜日

オリーブ材の木目 そして本黒檀の加工

修復中の古いマンドラの縁飾りを作るため
Oliveオリーブ材を製材

検査官はこのオリーブ材が最もお気に入り
すぐにやって来た・・


体をゴロゴロ・・

床でも・・

挽き割った板をブックマッチにしてみると
おもしろい模様に・・

せっかくだからこのように接着
これは縁飾りには使わずに
記念に取っておこう・・


縁飾りを接着し、指板を接着したところ

次はブリッジを作っていく

材料はEbony本黒檀






後は明日行う

2016年7月17日日曜日

Smart Vise スマートバイスを改造する

先般手に入れたSmart Vise
スマートバイスは、なかなか具合がよいのだが

天板がパーチクルボードなので
少し強く挟むと、このようにボロボロになる
現在のものは無垢板の集成材のようなので(参照
問題はないようですが
これでは仕事では使えないので

挟む部分だけ無垢材を貼り付けることにした

まず畦引き鋸で
無垢材を貼り付ける部分をカットする


そして追入れノミで除去

接着面を均して

メープル材を接着

余分を削って


出来上がり


これで安心して使えるようになりました


2016年7月15日金曜日

 古い会津刃物 重道銘の外丸鉋


ここのところ
古い琵琶の修復をよく行うので
転手(絃巻き)を作るときにちょうどよい
外丸鉋を入手



鉋としてももちろん使えますが


身を外して
このように彫刻刀のように使うこともできます
これは便利


銘は重道
古い会津刃物と思われます