接ぎ付け接着を終えた響板と
裏板をギターの形に切り抜く準備
バンド・ソーで切り抜く
切り抜き完了
その後、響板の表面を仕上げる
中仕工Nakashiko鉋として使った
そして仕上げ削り
逆目が交錯しているので
片手で削りました
使った鉋は三代目千代鶴、落合宇一作三水銘・寸八
鋼はスウェーデン炭素鋼と思われますが
切れ味軽く、これも永切れします
接ぎ目の逆目も完全に止まっています
こちらはガルシア・タイプの響板
30年以上寝かせたドイツ・スプルースです
こちらは小型モダン・タイプの響板
これも30年以上寝かせたドイツ・スプルース
羅生門寸六の刃先
鋼Haganeは特殊鋼系で
おそらくヤスキ鋼・青紙1号と思われます
研ぎ上げた状態では刃先に細かい乱れがありますが
驚くほど永切れします
三代目千代鶴・三水銘の刃先
ガルシア・タイプは
サウンドホールの縁飾りに貝を嵌め込むので
いつもとは違った工程で進めていきます
縁飾りのデザインを作っていく
まず縁飾りを入れる部分に
クリコ錐を使って切り込みを入れる
クリコ錐の刃先の様子
切込みをいれた部分を彫刻刀で彫り込む
まず7.5mm幅の平刀で荒彫り
次に9mm幅の平刀で底をさらい
12mm幅の平刀で仕上げ
彫り終えた状態
溝を彫り終えたら両縁の飾りを接着
これはタイトボンドで焼き付け接着を行っているところ
縁の接着完了
この後の作業は明日行います