2017年11月22日水曜日
2017年11月20日月曜日
2017年11月17日金曜日
鉋かけ 横削り そして鉋砥ぎ
製作中の楽器の背面板を削っているところ
材はWalnut ウォルナット
こういった形状の板は横削りがやり易いが
刃先の磨耗が激しい
こちらは複雑な杢のMaple メープル材
その後鉋砥ぎ
一挙八枚砥ぎで所要時間は約25分
左側の上から二枚はハイス鋼
刃先の鎬Shinogi幅(砥ぎ面)が狭く
優れた天然砥石があれば
かなり早く砥ぎ上げることが出来る
使った天然砥石
左から、赤浄教寺砥→丹波亀岡産青砥→
同じく青砥の硬口、右端は滋賀県相岩谷産巣板
この仕上げ砥はたいへん優れていて
今はこの一枚だけで仕上げている
他に類を見ない不思議な仕上げ砥
砥ぎ上げたハイス鉋を仕事で使う
2017年11月14日火曜日
鉋刃の裏出し 裏押し 裏砥ぎ
長台鉋の刃裏が切れかかっているので
裏出しと裏押しを行う
裏出しに使う金床とハンマー
どちらもアールの先端を使い
ちょうど指先で摘むような感じで
出したい箇所を叩いていく
できるだけ細い帯状に叩くと
刃切れ(鋼の縦割れ)しにくい
ダイヤモンド砥石(#1000)で砥ぎ
裏の出方を確認
その後裏押し
この画像は金盤の平面出しを行っているところ
私のやり方は、金盤である程度面を出したら
後は硬口の天然砥石で仕上げている
今回は金剛砂にアルミナの粉末(粒度1000ほど)を使ったが
これで裏押しを行い、一見鏡面に仕上がっているように見えても
拡大してみると硬いアルミナの傷が筋状に入っていることが多いので
最後は天然砥石で仕上げた方が無難
以前UPしたYouTube動画参照下さい
この程度に裏押しを行ったら
後は硬めの天然砥石で砥ぎ上げる
4種類の天然を使って砥ぎ上げた状態
裏研ぎに使った天然砥石
左から、硬口の沼田虎砥→硬口の三河名倉砥・アツ→
ここから仕上げ砥で大平産戸前(これはそれほど硬くはない)→
最後に使った硬口の中山産戸前
鎬面を砥ぎ上げたところ
使った天然砥石
ついでに他に二枚を砥ぎ上げる
砥ぎ上げた鉋を仕事で使う
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