2017年12月28日木曜日

工房の様子 次の製作に取りかかる

昨日の雪・・


次の製作に取りかかりました
次は19世紀ギター、2台
Lacoteタイプ(弦長630mm)と
Laprevotteタイプ(弦長630mm)

ラコート・タイプの裏板(メープル材Maple)




響板の接ぎ付け接着

ラプレヴォット・タイプの裏板
(ウォルナットWalnut1枚板)


Laprevotte タイプの裏板を削る際には
一応、Violn, Viola, Celloの裏板を参考にするが
浸かりすぎてもいけない・・








四方反り鉋を研ぐ





YouTube動画の外丸鉋砥ぎを参照下さい

2017年12月26日火曜日

デジタル顕微鏡を新調

デジタル顕微鏡を新調したので
鉋を研いだ際に試し覗き
使った天然砥石
左端から、群馬県産・沼田砥(粗めでやや硬口)
その右は京丹波亀岡産・青砥
(柔らかめだが粒度がよく揃っている)
その右は福井県産・寺中砥Jichu-to
(やや硬口で粒度細かく研磨力あり)
右端は仕上げ砥で、滋賀県高島・相岩谷産巣板
現在主力で使っている仕上砥
仕上砥としてはやや粒度は荒めだが
鋼Haganeは鏡面近くまで研ぎ上がり
地鉄Jiganeも精緻に砥ぎ上がる
何よりも強い研磨力と
どのような刃物にも対応してくれる
適応力には抜群のものがある 




古い会津鉋、重道寸四
鋼は玉鋼と思われます


比較的安価だが
その分、台がややフラフラする・・

ま、使えないことはない・・

2017年12月18日月曜日

独鈷石と組紐

数年前に手に入れていた
独鈷石の一種とされる遺物
厳密には環状型有孔独鈷石と呼ぶらしく
用途不明で装身具とされているものです
ところが、先日工房に寄ってくれた陶芸家の須藤さん
これは組紐の道具として使われたのではないか
と指摘してくれたので

黒檀でレプリカを作ってみることにした
須藤さんの知り合いに組紐をやっている人がいるそうなので
その人に試してもらうことになるかも・・
果たして結果はいかに・・

これは日本の縄文遺跡から出土したもの
(日本原始美術大系から部分転載)

秋田県から出土したとされるもの
こちらはやや大きく、長さは16.6cm
名称は独鈷型石斧
とされていますが
どう見ても斧ではありませんね・・

これもそうです

こういったものも出土しています



小刀で適当に面取りをして

出来上がり
この後、台を作っていく

一つ出来上がり


ドイツ製の簡易組紐セットが届いたので
それを参考に

適当にやってみました


なんとか出来ましたね・・

2017年12月14日木曜日

アンモナイトの断面の形状いろいろ

アンモナイトの断面の形状いろいろ
最も縦長のものから、最も横長のものまで


最も縦長のものと横長のもの

全体がパイライト(黄鉄鉱)化している
断面にパイプ状の連室細管が確認できる
ここまでハッキリとした連室細管が見える化石は珍しい