昭和の中頃に発行された
雪舟の山水長巻図の複製版
軸の部品が欠落していたので
安価に入手できた
さっそく欠落した部品を作る
出来上がり
水墨画を最初から最後まで
製本で使われた接着剤が
ポロポロになっていて
すぐにバラバラになってしまう
1980年代の本の製本をやり直した
この年代の本はこれまで
何冊やってきたか
覚えてないほど多い
先日紹介した
一人で夏葉社という
出版社を立ち上げた
島田潤一郎さんが復刻出版した
「昔日の客」とその原本
原本は長年古書店を
経営していた関口良雄氏が
自費出版したもの
氏は話術が巧みで
随筆も評判がよかったそうだ
それらをまとめた本となっている
短くも軽妙洒脱で
爽やかな風が吹いている
千部出版されたということで
見開きには版画家
山高登氏の手摺の版画が
添えられている
右は復刻されたもの
版画はさすがに
印刷されたものである
原本の奥付け
復刻版の奥付け
製作中のディタル・タイプ
マリアハープの支柱と枠は
コガネムシや玉虫
のような色と質感に
しようと思っている
そういうことで
いろいろなアクリル絵具
で試しているところ
このような
塗料に混ぜるラメもある
これはオーストラリアの
ニジイロクワガタ
夏葉社という出版社を
一人で立ち上げた
島田潤一郎さんの手記
もの作りの原点を
再認識させられた
装丁も素晴らしい
これは不思議な石
こちらは工房の様子
2005年作の19世紀ギター
所有者の要望により
糸巻きの木ペグを
ギヤ式ペグに取り換え
指板をスキャロップ
Scallop加工
指板の最後の仕上げは
やはり
Restor Finishオイルがよい