昨日紹介した
天然仕上砥石を使って
薄ノミを研いでみました
切れが止んだ状態から
研ぐので最初は人造砥石
研承1000硬口を使いました
次に三河名倉アツ
そして試し研ぎとして
預かっている
丹波青砥・超硬口
これは昨日の鉋研ぎ同様
電着ダイヤモンド砥石で
目起こしをして
研ぎ始めました
かなり緻密に
研ぎ上がっています
そして仕上研ぎ
最初は山口県岩国産の
蓮華巣板
鋼の中砥の傷は消えています
そして試し研ぎの中山産黄板
画像では地鉄に粗めの研ぎ傷が
付いているように見えますが
実際は地鉄jiganeは緻密に曇り
刃は鏡面に研ぎ上がっています
そして中山産硬口
文句なしの研ぎ上がりです
最後に硬口の環巻kan入り尾崎
地・刃ともにさらに
冴えましたが
肉眼では粗めの
ヒケ傷が見えます
裏の返り取り専用として
使っている硬口の
中山産仕上砥
動画で使った砥石
天然砥石の試し研ぎを
依頼されましたので
以下紹介しておきたいと
思います
これは丹波産青砥(中砥)
京都梅ケ畑中山産の仕上砥石
左は産地不明の仕上砥石
右は梅ケ畑尾崎産仕上砥
試し研ぎとして
寸八鉋を研いだ動画を
動画で最初に使ったのは
次に使ったのは
粒度は研承1000と
同程度ですが
鋼haganeに付く研ぎ傷は
かなり浅いので
次に使った
試し研ぎとして預かった
硬口の丹波産青砥でも
大丈夫です
この青砥はかなり硬く
そのままでは反応しないので
目起こしをして
研ぎ進めました
かなり緻密に研ぎ上がります
そして仕上研ぎ
いきなり試し研ぎで預かった
中山産では
中砥の傷を消すには
時間がかかるので
手持ちのやや柔らかめの
巣板を使いました
鋼の中砥の研ぎ傷は
消えています
次に試し研ぎで預かった
中山産の黄板
巣板の研ぎ傷がさらに
緻密になりました
鋼は鏡面に研ぎ上がり
地鉄jiganeはやや曇ります
私が仕事で使う分には
これで充分ですが
さらに硬口の中山産で研ぐと
地鉄もかなり冴えました
次に使った産地不明の仕上砥
かなりの硬口で
反応が鈍い石質です
砥当たりも粗い感じを
受けます
研ぎ上がりは
地鉄が曇り、斑muraに
なっています
硬い割には粗い研ぎ傷が
付いています
次に名倉(共名倉)をかけて
研いでみました
結果は同様です
そして最後に尾崎産の
環巻kan入り仕上砥
研ぎ感は滑らかですが
これも硬い割には
研ぎ傷は粗めです
地鉄は緻密に曇る感じです
鋼はかなり緻密に
研ぎ上がっています
うまく使えば
最終仕上げ用として
使えると思います
名倉をかけると曇りが
深くなります
研いだ鉋は光弘銘寸八
炭素鋼で地鉄は
チェーン鉄と思われます
使った砥石