以前会津手語り鍛冶屋編
という本を紹介したことがありますが
(樹木に関する職人編は
こちら)
その福島県にある出版会社
歴史春秋社から
ふくしま手語り「孤高の槌音・つちね」
刀工藤安将平・古刀再現の道
が出版されました
今回の本も写真家である
赤沼博志氏の写真が
素晴らしく
思わず息を呑むほどです
以下少し紹介しておきます
日本刀は写真で見たものと
実物を目にしたものでは
違いが甚だしいので
この写真(短刀の一部)
だけでは
何とも言えませんが
刃文hamonが皆焼hitatsura状で
何も知らずにこれを見たら
綱広など室町時代の
相州伝の刀と
思うかもしれません
地鉄jiganeも複雑で
見ていて飽きません
ぜひ実物を拝見したいものです
これは以前ブログで紹介したものですが
埼玉県の将軍山古墳から
出土している大刀tachiです
(同じ刀身の裏表の画像、切先部と
物打部上部を合成したものです)
時代は6世紀前半とされていますので
古墳時代後期ということになります
地鉄の景色、様子が
上の藤安刀匠の短刀に
よく似ているのではないでしょうか
藤安fujiyasu将平masahira刀匠
焼き入れの瞬間
YouTube動画
藤安刀匠の鍛刀場のある
福島市立子山で行われた
「たたら操業」の様子
この炉は福島県南相馬市
で発掘された古代製鉄炉を
元にして造られたということです
他に福島県で活躍されている
日本刀に関する職人さんたちも
紹介されています
こちらは研ぎ師
鞘師
白銀shirogane師