筑前琵琶の撥の先端部の補修
長年使った撥 bachi は
先端が摩耗し
音に悪影響が及ぶため
摩耗した先端部だけ削り落とし
新しいツゲ材を接着します
補修完了
こちらは柱 ji or ju を
新しく作り換えているところ
使った鋸はカマ挽鋸 kamabiki-noko
際鉋 kiwa-ganna で
形を整える
で紹介されていた
スウェーデンの
ビルカ遺跡で出土した砥石
ルーン文字が刻まれている
とだけ説明があり
読み方など解説されて
いないので
ちょっと調べてみました
ルーン文字は
ほぼ解読されていて
文字数も多くないので
判り易かった
左から読み、oaift と
いうところまでは
判明したが
この意味が分からない
神話でも砥石は貴重なもの
として登場しているので
所有者の名前が刻まれて
いるのかもしれません
因みに私は
今では手に入らない
貴重な砥石には
マジックペンで
落書きしている
こちらの石はレプチャ文字が
刻まれている石の欠片
碑文の一部でしょうか
断片で文字数が少なく
上下左右も不明
どなたか
解読してもらえませんか・・
おそらくこの向きで
文字の輪郭はこんな感じです
上の写真と実物は
やや違っていて
この図の方が実物に
近いですかね
おそらくこのチベットの
レプチャ文字と思われる
のですが、以下のような
北方系インドの古代文字に
似ているものもあります
因みに1987年に
公開されたアニメ映画
「王立宇宙軍
オネアミスの翼」で
使われていた文字も
この北方系インド文字を
参考に作られたものと
思われます
先日、知人から
教えてもらったのですが
これは島根県にある
「いのちの根」というもの
だそうです
ところが、「いのちの根」と
同じようなものが
バチカンにある
パウロ6世記念ホールの
というのです
不思議・・
これは北欧神話に登場する
世界樹・イグドラシル
宇宙樹、神樹、生命の木とも呼ばれ
古代メソポタミア、インド
中国、メソアメリカなどの
神話にも取り上げられて
います
メソポタミアの生命の木
インドの世界樹
これは中国の世界樹
メソアメリカ
マヤの世界樹・セイバ
世界樹は木の根と樹が
描かれるのが普通ですが
このように、神樹として木の
上部だけ描かれるものもあります
日本や中国では扶桑
(ふそう)とも呼ばれています
これは東南アジア
アンコールワットの
遺跡のレリーフ
これは古代中国
四川文明の三星堆遺跡
から出土している
青銅製の「神樹」です
九つに枝分かれ(九支)
していて、高さは
3メートル以上あります
これは奈良県天理市の
石上(いそのかみ)神宮
に伝来している古代の鉄剣
「七支刀(しちしとう)」
ですが、これも神樹を
表現している
とする説があります
幹と枝を含め
七つに分かれています
銘文判読の一例
表:泰■四年十■月十六日
丙午正陽造百錬
■七支刀■辟百兵宜供
供侯王■■■■作
裏:先世以来未有此刀
百濟■世■奇生聖音故為
倭王旨造■■■世
また、石上神宮に
所蔵されいる
勾玉の中には
古代の扶桑に比定
されている京丹波亀岡
の桑田郡(こおり)で
見つかっているものも
あります
桑田郡については
後にも述べますが
以下、日本書紀の記述を
紹介しておきます
「昔丹波國桑田村有人、
名曰甕襲。則甕襲家有犬、
名曰足往。是犬、咋山獸名
牟士那而殺之、則獸腹有
八尺瓊勾玉。因以獻之。
是玉今有石上神宮也。」
読み下しますと
「昔、丹波の国の
桑田村にミカソという
者がいた。ミカソの家には
アユキとい名の犬がいた
この犬が山の獣の
ムジナ(アナグマ)を
咋い(くい)殺した
その腹の中に
八尺瓊勾玉があったので
石上神宮に献上した」
先に述べたように
扶桑の地は京都府
亀岡市にあった桑田郡
(くわたのこおり)に
比定する説もあります。
なのですが、ということは
「いのちの根」が島根県の
出雲大社にあり
「生命の樹・扶桑」が
亀岡の出雲大神宮にあった
ということになるのです
また、その神社の近くには
ピラミッドのような巨石が
鎮座する出雲神社がある。
謎が謎を呼びます・・
琵琶の撥を作った端材で
オブジェを作る
題は「カマキリ一家」
そして「割れ♠️スペード」