2020年4月15日水曜日
2020年4月13日月曜日
モラエス そして明治時代のペスト流行
いま、「孤愁・サウダーデ」という小説を読んでいる
著者は新田次郎だが
絶筆となり、子息である
藤原正彦氏が
書き継いだもの
主人公は明治時代の
ポルトガル外交官モラエスとその妻福本ヨネ
600ページ以上ある
長編だが、いろいろと
興味深いことが満載
その一つ
これから初夏にかけて咲く
エニシダの花のこと
この花はポルトガルでは
ゲニスタ、スペインでは
イニエスタというらしい
ということはサッカーの
イニエスタ選手は
この花の名前(姓か)・・? 偶然にもモラエスも
イニエスタも神戸に
縁ができている・・
エニシダの花
こちらは今咲いている
レンギョウの花
よく見ると
エニシダの花とは
形状が違う
小説「孤愁・サウダーデ」に
書かれていることから
もう一つ
明治32年、神戸で
ペストが流行
これは史実で
明治32(1899)関西を中心
に罹患者は総計49名
(内死亡40名)で
内訳は神戸市22名
(内死亡18名)
大阪市21名(内死亡17名)
姫路で1名、その他
広島・福岡・和歌山・
長崎・静岡で死亡者
各1名ずつ
危惧した東京市長は
ペスト菌の媒介とされる
ネズミの買い上げ策を
同年12月27日の
東京参事会に提案
これは捕獲したネズミを
一匹五銭
(今の金額で1000円ほど)
で買い上げるというもの
これが施行されると
ネズミ捕獲器が
飛ぶように売れ、さらに
ネコを飼うことが大流行
夏目漱石が
小説「我輩は猫である」
で風刺するほどの
騒動だったようであります
神戸でのペスト流行は
半年ほどで
終息したようですが
明治32年は六甲山の鳴動と
群発地震が1年ほど続き
市民はかなり
不安だったようです
2020年4月12日日曜日
2020年4月7日火曜日
2020年4月4日土曜日
端材オブジェ そしてユダヤ人埴輪
桑材の端材で作った
琳派風山水画オブジェ
さて、こちらは
1992年に発刊された
加治木義博・著
「誰が巨大古墳を
作ったのか」で
紹介されている画像ですが
ユダヤ人埴輪を
それとは気付かず
武内宿弥に
比定しているのは
興味深い
もっとも、武内宿弥も
日本に渡来してきた
秦氏という説もあるので
五十歩百歩かも
しれませんが
これは先般紹介した
田中英道氏の著書
これは明治時代に
発行された五円札
武内宿弥です
ユダヤ人埴輪と
同じような髭ですが
左右に分けられた
鬟(みずら)はありません
武内宿弥の像
これにも鬟はありませんね
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