古代中国の紅山kousan文化
(紀元前2900年~4700年)の
遺跡から出土しているものと
日本の吉備kibi(岡山県)の
遺跡の出土品が
よく似ている不思議
紹介した画像は紅山文化7点
吉備文化8点
交ざってしまうと
どちらがどちらか
分からない・・
2023年5月28日日曜日
紅山文化と吉備文化
2023年5月27日土曜日
ニス塗りにかかる そして職人絵
製作中のギター
ニス塗りに取りかかる
最初に響板にセラックニスを
塗っていく
特注19世紀ギター
弦長630mm
弦長650mm
江戸時代初期
17世紀頃に描かれた
「川越三芳野天神縁起絵巻」
の一部分
台尻を叩いて鉋の刃を
出しているのだろうか・・
刃物を研ぐときに
今の刀剣研ぎ師がやるように
押さえ木を右足で踏んで
砥石を固定している
砥石は青砥のように見える
鉋を押して削っている
彫物師の工房
弟子と思しき子供が
おおらかに遊んでいる
2023年5月25日木曜日
昔の砥石産地 そして各県の仕上砥
砥石研究家の
高野長生さんが
昔掘られていた日本各地の
天然砥石産地を調査され
現在の地名で紹介された資料を
送って下さいました
了解を得てHPで紹介しました
参考になれば幸いです
そして、これは
高野長生さんが
纏められた冊子に
紹介されている
宮城県産の青根砥
写真のように
京都産の印が押されて
売られていたものです
昔はおおらかだったのでしょう
これらは手許にあるもの
左から、栃木県産飛駒砥
hikoma-to
その右は茨城県産赤沢砥
次は山口県産杭名砥
kuina-to
右端は京丹波池ノ内産だが
京都中山産として
売られていたものです
上の写真の
茨城県産赤沢砥
側の様子
栃木県産飛駒砥
側の様子
山口県岩国産杭名砥
側の様子
中山産として売られていた
京丹波池ノ内産仕上砥
側の様子
これは現在私が主力で
使っている仕上げ砥石
滋賀県高島
砥石目が横になっている
通称横桟で
本来の砥石面の
取り方ではありませんが
何ら問題なく使えます
仕上砥石としての性能は
抜群です
これは砥石山の下を
流れる川で拾われた
ものなので
横桟は仕方がありません
側の様子
2023年5月21日日曜日
大工の工藤さん 鉋がけ
大工の工藤一男さんが
鉋と砥石を持って
工房に寄ってくれました
そして、さっそく鉋がけを
やってくれました
削ってもらったのは
これから製作する
正倉院型五絃琵琶の
腹板(響板)になるタモ材
そして、甲板(背面板)になる
ブラック・ウォルナット材
2023年5月18日木曜日
ブリッジ接着 そして幕末の出版事情
工房の様子
ブリッジを接着
19世紀ギター
特注ラプレヴォット・タイプ
Laprevotte
弦長630mm
江戸時代後期の
本の行商人を描いた小説
「本売る日々(他二編)」
著者は青山文平氏
カバーの絵が素晴らしい
こちらは手許にある
幕末の貸し本
野居鷹nozuenotaka
挿し絵は北斎
文化五年(1808年)に
江戸で出版されたもので
これが兵庫県北部
但馬tajimaの出石izushi
の貸し本屋の印が
押されている
奥付を見ると出版した書肆は江戸になっている。この時代、大阪や京都にも出版書肆や書林はあったのに、遠い江戸から本が渡っているということに驚かされる。この小説「本を売る日々」のような本を売り歩く行商人の存在の影響か・・興味深い。
此本何方へ御かし申共相済み候はば早々御返し下され度候や
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