2024年6月28日金曜日

early マンドリン製作の様子 そしてパイプの中のアマガエル


パイプの中のアマガエルくん

これはウェブ上で見つけた画像
ツバメが飛んでいる羽虫を
捕獲する瞬間
初めて見た

工房の様子
製作中の18世紀マンドリンと
バロックマンドリンの背面リブ
spacer スペーサーを
作っているところ
材はブラックウォルナット

使った鉋は古い会津鉋、重輝

ベンディングアイロンで曲げる

出来上がり

背面リブを作っていく
こちらは18世紀マンドリン
チェリー材




バロックマンドリンのリブ
メープル材


曲がりがきついところは
細身の鋸を使う


鉋で接着面を整え

接着

2024年6月26日水曜日

龍と蟹の居場所 そして三味線の名器


百万塔の上に木彫りの龍をセット


こちらはカニの居場所


江戸時代後期の狂歌師
大田南畝nanpo(1749〜1823)の随筆集
「仮名世説kanasesetsu」に
三味線の名工・古近江(二代目石村近江ohmi)
のことが書かれている
画像左ぺージ「近江は名を得し三弦師。
他の細工人の及ぶ所にあらず。元は柏屋近江と言いて
鼓tsuzumiの胴打なり。
それより段々工夫して三弦の胴の内へ
一鉋の削りかたを工夫して、是秘する所なり。
この鉋目の妙はいづれの音をも調ぶるなり。
およそ三味線はこの三筋の糸を以て
いづれの調子へもかなふ(叶う)は妙なり。
他の三弦打のこしらへたるは、
一、二、三のさわりの善悪ばかりなり。
古近江が打たる三弦は楽器に合う事妙なり。」


三味線の構造




2024年6月25日火曜日

スカイフィッシュか そしてマンドリン製作


これは昨年10月に紹介した
謎の被写体

 これについて
知人がこの本で紹介されている
スカイフィッシュではないか
と教えてくれた

掲載されている
スカイフィッシュの模型
これによく似ている
謎・・

工房の様子
18世紀マンドリンの
背面リブの下拵え

こちらは
18世紀マンドリンと
バロックマンドリンのネック

そして下部ブロックの挽き出し

バロックマンドリンの
下部ブロックの加工

2024年6月24日月曜日

万華鏡アジサイ 丸尽文様

万華鏡アジサイが
だいぶ色付いた
 


江戸時代中頃の戯作者
山東京伝santoh kyodenの随筆に
掲載されている丸尽文様雛形
説明は 丸尽文様雛形二種
寛文六年印本 新撰雛形に載る所
瓢水子浅井了意ノ序アリ
図中の説明 ぢあかべに(地赤紅) 
えと(干支)のまるにひだりまき

説明 同書載る所 
右は阜圍(うちした?)と此の雛形と
符合せるをもて そのかみの流行を
しるべし。天和、貞享の比(ころ)の
印本「女重宝記」といふ物の一の巻に
「友禅染の丸づくし 云々」とあり
これも一證(しょう)とすべし
図中の説明 ぢくろべに(地黒紅) 
大小のまるにかうし(格子)

江戸時代の着物


内部に貼る予定の友禅和紙