海外の化石ショップから
届いたアンモナイト化石
巻き始めのところが
何か不思議
反対面の様子
石というよりも
モルタルのような印象を受ける
反対面をクリーニングすると
不自然な空洞(気泡)を発見
この状態はこちらで成形し
色付けしたもの
向こう側が表で
手前がモルタルのようなものが
塗り付けられていた面
途中の灰色の部分は
色付けしても
色が付かなかったところ
その境のところに
不自然な空洞(気泡)を2ヶ所発見
左側は成形する前は
もっとハッキリ確認できたが
現状では分かりにくい
この部分は明らかに
化石面を型に流し込んで
作られた形跡としか
考えられない
そこに母岩のように
見せかけたモルタル状の
ものを塗り付け偽造
表側を再確認
おそらく、画像のように
赤線で囲んだところは
偽造されている
としか思えない
販売ショップに伝えたら
たいへん驚いて
信頼できる発掘者から
仕入れていたので
まさかこのようなものが
交じっているとは・・
とショックだったようだ
返金すると言われたが
歴史的資料として
手許に置いて置きたい旨を伝え
お断りした
ショップのオーナーは
他の同じような怪しいものは
販売リストから削除すると
返事があった
こういった偽造化石は
三葉虫ではよくあるらしいが
通常巻きのアンモナイトでは
ほとんどないと思う
ここで紹介したような
異常巻きは作りやすいのか
時々見かける
良心的な化石ショップでは
このように補修されたものは
補修有り、ということを
明記し、価格も
何割か安価に設定して
販売されている
こちらは本物の化石だが
いったい何の化石なのだろう
謎
ドーナツのようにも見える