工房の様子
製作中の19世紀ギター
ラプレヴォット•タイプの裏板
メープル材の鉋がけ
厚み仕上げ完了しました
四方反り鉋を使った
これはオレンジ色の
模様が入ったゴビ瑪瑙
石彫りミカンの上に
置いてみた
こちらはアフリカ産赤石
石英の白い部分が
握り固めた雪のように
美しい
最後に金唐革と軟玉製勾玉
ここ丹波篠山では
ウグイスくんが
ホケキョの練習中
子供の頃住んでいた近くに
「かよいちょう」という
地名がある
大人たちが会話のなかで
かよいちょうと口にする度に
いい響きの地名だな
と思っていた
このかよいちょうが
漢字で駕与丁と書く
というのを知ったのは
ずいぶん後のことで
最初はびっくり驚いた
そして先日
「異郷を結ぶ商人と職人」に
目を通していたら
駕輿丁(かよちょう)について
書かれていた
駕輿丁は奈良時代頃に発生した
高貴な人物が載る
輿(みこし)などの乗物を担ぐ
宮廷に所属した
職人であったらしい
福岡の駕与丁は
往時そういった職能集団が
住んでいた所なのか
と想像が膨らむ
加えて、使われている字が
一字違っていて、しかも
なぜ「かよちょう」てはなく
「かよいちょう」なのか
不思議ではある
こちらは工房の様子
「たて•よこ•ななめ」挽き
これで堅い黒檀材を
縦挽きしてみたが
かなり優れている
これまで「たてよこななめ」の
替刃式ノコはいくつか
試したが、これは良い
そして、白蝶貝で花模様の
ポジションマークを
作っていく
出来上がったポジションマークを
熱で軟化させたシェラックで
象嵌していく
黒檀端材で作った鳥
1983年にNHK出版から
出されている「パミールを越えて」
という本を眺めていたら、
桃源郷として知られている
中央アジアのフンザの写真が
掲載されていた。
それを見て映画監督
黒澤明氏の作品「夢」の一場面、
桃畑を連想した。
そこでは桃ノ木の精霊が、
ひな祭りは桃の節句とも
言われているのに、
人間どもは桃の木を伐って
平気でひな祭りをやっている。
そんなことは許されない、
と主人公の少年に訴える。
上の画像の遠景
中央アジア、フンザと
カラコルム山脈
こちらは黒澤映画
「桃畑」のロケ地
長野県甲府盆地と南アルプス
以下、映画の一場面
同じ種類の巻貝
化石と貝殻
先端には別の巻貝が付いている
これは伐採された
街路樹の端材を
ちょっと加工して作った
モスラ
石彫刻作品
みかん
よくぞ作ってくれた
工房の様子
製作中の19世紀ギター
Laprevotte タイプ
裏板の膨らみ加工
四方反り鉋が活躍
春が待ち遠しい
花満開のような模様の
鑑賞石
こちらは巻貝の化石
半分にカットし
表面を磨くと
こうなる
動物の肉球のよう
そしてアンモナイト化石と
仏頭、玉製蝶翅のコラボ