2017年4月21日金曜日

木下広唯氏の油絵


京都のギャラリーrondokreantoで開催中の
木下広唯展に足を運びました
この方は故人ですが、フォルクローレ・ギタリスト
木下尊惇さんの御尊父です

驚いたのは油絵
これまでかなりの数の絵画を目にしてきたが、
こういった世界には初めて出合った
時代はなんとなく掴めるが
国籍や流派(あえてこう表現します)などは皆目想像できない
これは木下広唯氏そのものとも言えるのでしょうか
このことは凄いことではないか・・
また作品の存在感は限りなく自然に近く
岩肌の質感のように、見ていて
引っ掛かり(嫌なものなど)がまったくない
このことにも好感が持てた
そのとき、京都に至る途中の嵐山から望む、
新緑を含んだ嵯峨の山々を目にしたときの
爽やかな心持そのものが蘇ったのです 

帰りは九条通り経由にしたので
途中、七条通にある博物館に寄ってきました


目的はこれですね
以前紹介したことのある
海北友雪 Kaiho Yusetsu の父親とされている
海北友松 Kaiho Yusho 展
いま製作中の平家琵琶の撥面の絵の
参考になるものがないかな
と思った次第であります・・

2017年4月18日火曜日

工房の様子 初期ミルクール・タイプと平家琵琶の撥

今日の作業の一部
特注19世紀ギター
初期ミルクール・タイプ(弦長630mm)の
パフリング(縁飾り)とバインディングを揃えたところ


そしてこちらは平家琵琶の撥Bachi

材は柘植・ツゲ
厚み減らしの際に、先般紹介した
古い三木鉋、「三代三郎」寸六と
「甲子 Kinoene」寸六で削り比べをやってみました
鋼はどちらも特殊鋼
ツゲ材では「三代三郎」の方が
切れに鋭さを感じました 

刃先の持ちはほぼ同じ
左・三代三郎寸六、右・甲子寸六

仕上げ削りに使ったのは古い東京鉋
長光寸六(炭素鋼)

木口の先端を仕上げた状態

糸鋸で切り抜いたところ

端材が羽のように見えたので
空飛ぶワニを・・新種・・


羽を返せ~~

2017年4月16日日曜日

神鍋でのホームコンサート

今日は兵庫県豊岡市日高町神鍋での
ホームコンサートに招かれ
ギター伴奏を行ってきました

山の麓には満開の桜の花
そして山には残雪が・・驚きました



マリア味記子さんとの演奏の様子


2017年4月15日土曜日

工房の様子 初期ミルクール・タイプ製作の様子 

特注19世紀ギター
ボディとネックを接着したところ
以下、その様子です

この画像は、これからネックに
ウォルナットのVeneer(ベニヤ・突板)を
焼き付け接着するところ

ニカワで焼き付け接着を終えたところ
YouTube動画参照下さい





ヘッドと接着するための準備
これは仮収めの状態


ニカワで接着
YouTube動画参照下さい



ボディとネックを接着したところ




その後、指板を接着したところ

こちらは平家琵琶の撥になるツゲ材


2017年4月10日月曜日

平家琵琶の槽を仕上げていく

平家琵琶の槽(裏板、甲とも呼ぶ)の
膨らみを荒削りしているところ
材はアフリカ産のアサメラ
平家琵琶には向いていると思う
以前製作した平家琵琶に使ったものと同じ材






遠山を彫っていく