19世紀ギター製作
メープル材でヘッドを
作っていく
メープルくらいの縦挽きは
替刃式縦挽き鋸を使う
横挽きは替刃式の
「たてよこななめ」挽き鋸
縦挽きにも使う
厚板は一尺窓鋸が
やはり便利で速い
軟材は昔ながらの
ガガリ鋸が楽で速い
鉋がけ
「たてよこななめ」鋸と
導突窓鋸の挽き跡の違い
右の挽き跡は替刃式
「たてよこななめ」挽き鋸は
アサリ(挽き幅)が広い
左の途中からは
導突窓鋸を使った
こういった繊細な加工には
やはり導突鋸がよい
「たてよこななめ」挽き鋸
ヘッドを所定の長さと
角度にカット
これには昔の優れた導突鋸が
やはりよい
銘は永池守政か
19世紀ギター製作
ラプレヴォット•タイプ
ライニング削り
響板接着
響板バリ削り
偶然の産物
そして裏板接着
石で表現してみた
下部はレッドジャスパー
その上はアズライト
頭部はゴビ瑪瑙
リサイクルショップで
出合った木箱
この絵に惹かれて
手に入れた
実際はどうなんだろう
と興味が湧いたので
いろいろ調べてみたら
昭和10年(1935年)に出版された
田河水泡の漫画
「のらくろ曹長」に
掲載されていることが判明
これですね
コミック版1ページに
大きく描かれているのだが
誰を描いたのか
何の説明もない
手に入れた「のらくろ曹長」は
昭和44年(1969年)に
再版されたものだが
版画家の棟方志功との
関係があるのかどうかも
皆目分からない
初版が出された1935年は
棟方志功は32歳
田河水泡36歳
接触の可能性はあるのでは
と調べていたら
は今年創業77周年を迎え
昭和の初めには
田河水泡や棟方志功も
訪れていたらしい
と、無理やり関係を
作ってしまいたいほど
工房の様子
製作中の19世紀ギター
横板組み上げ接着完了
以下、作業の様子
工房の様子
製作中の19世紀ギター
ラプレヴォット•タイプの裏板
メープル材の鉋がけ
厚み仕上げ完了しました
四方反り鉋を使った
これはオレンジ色の
模様が入ったゴビ瑪瑙
石彫りミカンの上に
置いてみた
こちらはアフリカ産赤石
石英の白い部分が
握り固めた雪のように
美しい
最後に金唐革と軟玉製勾玉