2017年5月2日火曜日

今日の作業とマリアハープ・コンサート

篠山市今田町にある「カフェひとやすみ」での
マリアハープ ミニ・コンサート
無事に終えることができました

檜造りの室内はギターやマリアハープの響きに
独特の太い芯ができ、まろやかに広がっていきます

心地よく弾くことができました


コンサート後の体験会の様子



作業の方は午前中
そして午後、コンサート後に進め
平家琵琶の方は接着した腹板(響板)と槽(背面板)の
周囲を仕上げました


そして19世紀ギター、ミルクール・タイプは
注文者からの要望により
指板の表面と横にポジション・マークを入れます
以下、その様子です








2017年5月1日月曜日

「カフェ・ひとやすみ」でコンサート そして工房の様子

明日5月2日14時〜15時
篠山市今田町にある「カフェ・ひとやすみ」で
急遽「マリアハープ&19世紀ギターミニコンサート」を
開催する運びとなりました
お近くの方、ぜひ!

ここからは工房の様子
製作中の特注19世紀ギター
初期ミルクール・タイプのブリッジを仕上げました






膠・ニカワを塗ったところ

アイロンで焼き付け接着したところ



2017年4月28日金曜日

工房の様子 平家琵琶の腹板を接着

槽(背面板・甲とも云う)と鶴首の繋ぎ部分を仕上げたところ

腹板の堰Seki(補強材)を接着する部分を平に削る準備

腹板の内側は外丸ノミでわざと凸凹に仕上げているので
堰を接着する部分だけ平に仕上げる必要がある

準備完了
堰の位置は「八音抄」を参考にした
以下、その一部
堰を置くこと撥面の中すみの程あるべし
中すみより上へ寄るべからず
二に取らば下へ寄るべし
広き方はしもと云う堰の下がり上がりによりて
声の良し悪しは未だ探り出ださず
堰は板返し固からず、又柔らかならず
木の少し勇めきたらむ良し
堰に別の柱を立たさまにしたるあり
さあるべしとも覚えず
良き物どものは、別の柱をす
ただ刻み残したる長さ二寸(約6cm)ばかりも
一寸四・五分(約4.2~4.5cm)もありげなり

堰をタモ材で作っていく

堰は腹板の補強と魂柱の役目を
兼ね備えている

堰を接着

ピノッキオ!

槽(背面板)の魂柱が当るところを平に加工

槽の内部、出来上がり

接着