槽(背面板・甲とも云う)と鶴首の繋ぎ部分を仕上げたところ
腹板の堰Seki(補強材)を接着する部分を平に削る準備
腹板の内側は外丸ノミでわざと凸凹に仕上げているので
堰を接着する部分だけ平に仕上げる必要がある
準備完了
堰の位置は「八音抄」を参考にした
以下、その一部
堰を置くこと撥面の中すみの程あるべし
中すみより上へ寄るべからず
二に取らば下へ寄るべし
広き方はしもと云う堰の下がり上がりによりて
声の良し悪しは未だ探り出ださず
堰は板返し固からず、又柔らかならず
木の少し勇めきたらむ良し
堰に別の柱を立たさまにしたるあり
さあるべしとも覚えず
良き物どものは、別の柱をす
ただ刻み残したる長さ二寸(約6cm)ばかりも
一寸四・五分(約4.2~4.5cm)もありげなり
堰をタモ材で作っていく
堰は腹板の補強と魂柱の役目を
兼ね備えている
堰を接着
ピノッキオ!
槽(背面板)の魂柱が当るところを平に加工
槽の内部、出来上がり
接着
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