2020年11月16日月曜日

ルネサンスギターの響板と裏板

 

製作中のルネサンスギター
弦長530mmと480mm の響板
響板は40年ほど寝かせた
ドイツ・スプルース
どちらも一枚板に
することができた

裏板のメープル材は
弦長530mmの方は一枚板

弦長480mmの方は
二枚接ぎ

これは工房裏の
モミジの木の下に
落ちていた
ポポーの枯れ葉
蜂の巣と蜘蛛の巣が
付いていた




2020年11月13日金曜日

ルネサンスギター型枠完成 

 
弦長530mm
ルネサンスギターの
型枠完成(画像右)
左は弦長480mm仕様
Mold of the Renaissance guitar


こちらは
Jujube woodと
黒檀Ebonyの端材で作った
端材オブジェ



Jujube wood
ナツメ材




2020年11月12日木曜日

ルネサンスギターの型枠を作る

 
これから製作していく
ルネサンスギター
弦長530mm
型枠を作っていく



接着完了

こちらは以前作っていた
ギターの響板と裏板を
切り抜いた端材
で作った壁掛けに
アイアン飾りを合体


購入を希望された方が
色を付けほしい
ということなので
ステインしてみました

こちらはガチャポンの
イッカクベビー

ペガサスもビックリ・・


2020年11月9日月曜日

Jujube woodを入手

 

イタリア製の19世紀ギター
のペグに使われている
Jujube wood 
ナツメ材を入手
さっそく手応えを
確かめるため
まずは鋸挽き

そして鉋削り
鋸挽き、鉋がけ
どちらも手応えは
ツゲ材によく似ています

参考までに
これはツゲ材
Boxwood 

タブノキ材


アフリカン・チェリー材

アフリカン・チェリーの杢

これは
メープル(カエデ)材

2020年11月6日金曜日

イタリア製ギターのペグ

 

イタリア製19世紀ギターの
ペグの修理の依頼を受け
できるだけオリジナルに
近いものに
取り換えてほしい
という要望なので
ちょっと調べてみた
参考ににしたのは
イタリアから出版されている


その中から
ペグの材質について
説明されているギターを
3台紹介しておきたいと
思います
まず、1914年製の
ファブリカトーレ
このペグはBoxwood
ツゲ材と説明されています

イタリアでは
ストラディバリが製作した
ギターにもツゲ材の
ペグが使われていていて
18世紀のマンドリンも
私がこれまで目にしたものは
すべてツゲ材のペグが
使われていました

ツゲ材のペグ

そして1832年製の
ガダニーニのペグには
fruit woodと説明されています
これはおそらく梨の木と
思われますが
果物の生る木は他にも
多くあるので
何とも言えないところですが・・


fruit woodのペグ


もう1台
1847年製のガダニーニには
jujube wood
が使われています
この材については
イタリアのマンドリン製作家
Lorenzo Lippiさんが
教えてくれたもので
ツゲ材のように明るい色合い
以外のものは
fruit woodやjujube wood
使われているということです
日本ではナツメの木
とされているようです


jujube woodのペグ