2021年6月13日日曜日

ハープのブリッジパーツを作る


グランドハープの
ブリッジ・ピンの
作り換えの依頼を受け
今日から取りかかる

原材のカットに
レザーソー金属用を試す
なかなか具合が良い

江戸時代の轆轤作業
このような旋盤加工は
歴史は古く
紀元前6000年頃には
存在していたらしい
日本では8世紀頃
天平時代(奈良時代)には
使われていて
証拠としては

百万塔が残っている

こちらは大物の
轆轤作業

このような
微笑ましい絵も
残っている

出来上がり

ゼットソー精密目で
切り落とす

ポポーと大きさを比較
無理があるか・・



2021年6月12日土曜日

マンドセロのブリッジ出来上がり


修復中の
ヴィンテージ・マンドセロの
ブリッジ出来上がり
以下、その工程と
使った道具たち



Zet saw ゼットソーの




それと従来のパネルソー
で黒檀材を挽いてみました
150サイズでは挽き深さが
足りない場合もあり
240mmサイズで対応
しかし、通常の導突鋸では
やはり挽きの力がなく
なかなか進まない





糸鋸加工


サドル溝を挽く場合や
繊細な刻みは
やはり畔挽鋸が良い





2mm幅のノミは
市販されてないので
ヤスリを焼き戻して
自作したもの

1mm厚の薄いノミも
市販されていないので

金切り鋸の刃で
自作したもの



2021年6月10日木曜日

鋸いろいろ


両端は手許にある
小さめの窓鋸
右端は270mmの導突窓鋸
左端は刃渡り一尺
約300mmの伐採用窓鋸
中央は265mmの替刃鋸
刃は通常の江戸刃
このサイズと身厚の
窓鋸があれば
乾燥材の製材の幅が
広がるような気がする
窓鋸は縦挽き、横挽き
どちらも対応できる




左端の一尺窓鋸は
伐採用のためか
身の厚みが刃先から
背にかけて徐々に
薄くなっている
右側の2枚は身の厚みは
全体に均等

それぞれの挽き幅
左からレザーソー0.8mm、
導突窓鋸0.5mm、
一尺窓鋸1.5mm 

製材用のガガリ鋸

以下、描かれた
江戸時代の鋸いろいろ
和漢三才図絵で
紹介されている鋸
ノコキリ

人倫訓蒙図彙
Jinrin-kunmou-zui
で紹介されている鋸
角細工師
象牙を挽いている鋸は
現在の導突鋸のように
背が付けられている

大工daikuと木挽kobiki

変わった鋸

さし物師(指物師)

桶結師
okeyui -shi

臼師usu-shi

茶杓師
chashaku-shi
竹を挽く鋸も
象牙を挽く鋸のように
背が付けられている

櫛挽師
kushihiki-shi

面打師
menuchi-shi

木彫師
kibori-shi 

仏師busshi