2012年11月6日火曜日

夏屋砥二種を使って台直し鉋の刃を研ぐ

岩手県盛岡産の夏屋砥を
二種類新たに手に入れました
夏屋砥は以前紹介したことがありますが

夏屋砥には黄色系と赤系、そして白系、青系があるようで
これは黄色系のものと思われます
以前紹介したものよりも硬めです


反応は悪くはなく、強い研磨力があります


今回は東郷鋼の台直し鉋を研いでみました
鋼に輝きが出て
中研ぎの最終段階という感じです




こちらも夏屋砥で、青蓮華が出ているもの
他に本白といって真っ白なものがあります


これも硬めの石質ですが
反応は悪くはなく研磨力もあります
ですが、喰い付きが強く
やや研ぎ難い感があります
動画の途中、小さなダイヤモンド砥石で
目起こしをしましたが
こうして使った方が無難な感じです


上の黄色系よりはやや荒い研ぎ上がりで
粒度は#2000ほどでしょうか・・
これも中研ぎの最終段階として使えます




仕上げ研ぎは
さゞれ銘砥からお世話になった
京都梅ヶ畑産中世中山砥


やや柔らかめで反応よく
心地よく研ぐことができます


地・刃共に美しく微塵に曇ります
優秀な中継ぎ仕上砥です




最後の鏡面仕上げとして
滋賀県高島・相岩谷(あいおいたに)産の
仕上砥を使いました


これも最終仕上砥として文句なしの優品です
刃物への喰い付きが強烈なので
研ぎのストロークは短くし
引くときに力を入れる割合を多くして研いでいます




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