2016年11月7日月曜日

アンモナイトの化石 その2 内部構造がかなり分かった

昨日に続き(参照
なんとかアンモナイトの
内部構造が分からないものか
と、手持ちの化石を
コツコツ割っていたら
うまい具合にパカリと
割れてくれた

割れたところを見てビックリ・・
なんと、最も知りたいところが
現れているではないか

他の小さめのものも・・

いい感じに割れてくれました


そして、こういったものも入手
これらをよく観察すると
白っぽい部分は

以前紹介した
軟体部と思われる部分と
よく似ているのでは・・
ということは
これは軟体部ではなく
殻の構造体の一部と
言えるのでは・・

このイラストのとおりですね

それから、アンモナイ化石の
結晶は水晶と思っていたが
これはどうもカルサイト
(方解石:成分は炭酸カルシウム)ですね
こういったものは
ウェブ上ではオパール化したもの
とか、アラゴナイト化したものと説明されていますが、
硬さから判断して
まずオパールではありません
オパールのモース硬度は6.5で
かなり硬く
カッターナイフでも
傷が付きません
アラゴナイトは成分は
カルサイトと同じ
炭酸カルシウムですが
硬度は4でカルサイト(硬度3)
よりは硬く感じます
それから、結晶の形状も
違うので、アンモナイトの
内部結晶はおそらく
カルサイトと思われます

上の画像は結晶部分を
カッターナイフで削ったもの
サクサクと簡単に傷が付く
この結晶がカルサイト(方解石)
ならばモース硬度は3
貝殻と同じ程度

他のアンモナイト化石でも
試したが、硬さは同様

この部分も同様です

この化石は自分で
スライスしたものですが
オパール化したものとして
売られていたものです

これはオパールの原石
モース硬度は6.5と
されているので
カッターナイフでは
傷が付かない

これはアラゴナイト
(あられ石:硬度4)の結晶
カッターナイフで傷は付くが
カルサイトよりもやや硬く感じる

そしてこれはカルサイト
(方解石:硬度3)の結晶
アンモナイトと同様
サクサクと傷が付く

結晶の形状もアンモナイトと
よく似ている
このカルサイトの結晶は
白っぽいが
茶色のものもある

これですね

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