2016年12月3日土曜日

工房の様子 ネックを作っていく 

ヘッド部分を挽き出す




使った鋸は古い伏見鋸
谷口清三郎銘




ヘッドの接着面を仕上げたところ
使った鉋は古い会津鉋重道と
三木の刃物鍛冶、大原氏が鍛えたもの

タイトボンドで接着

接着面が斜めになっているので
滑って動かないようにするため
かなり仰々しい接着風景になってしまう
接着面の締め付けはできるだけ緩くしている

ヘッドの化粧板を仕上げようと思い
たまたま手に取った鉋
これは鉋身を入れ換えた台だが
刃口が広すぎるので
赤樫の木片を台の木口に瞬間接着剤で接着

台は試しに使ってみたアマレロ材
樫よりも軽めなので片手削りに向いている

接着をした状態
この後、平らに削り

刃口を仕上げていく

ヤスリで仕上げ
二枚刃鉋の刃口は、私は直角にしている
理由はこちらを参照下さい

出来上がり


鋼はヤスキ鋼青紙1号と思われます

さっそくローズウッドの厚み減らしで使ってみる
銘は山に秀か・・30年ほど前に
名古屋の青山鉋さんからお世話になったもの

荒削りながら、深い逆目も止まっている

仕上げ削りは粉末ハイス鋼の鉋、寸八

こちらのローズウッドはさらに深い逆目だが
完全に止まっている

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