2025年8月28日木曜日

描かれた楽器いろいろ

2015年にアメリカで出版された
「マンドリンの歴史」

西洋13世紀の撥弦楽器

アメリカのポストカード
三味線を持つ西洋の女性

中国唐代の琵琶

これもポストカードらしい
薩摩琵琶の教習所か・・

こちらは以前紹介した
「女重宝記」のなかで
説明されている
三味線各部の名称の間違いを
こちらで訂正したもの

三味線音楽史で
指摘されている間違い箇所

こちらは江戸時代の初めに
京都で出版された
糸竹shichiku初心集の
三味線の説明図
これは「ちぶくろ」、
「さるを」、「なかごさき」の
説明は合っている

ついでに
和漢三才図会zueで
説明されている琵琶
「琵琶はもと胡中(西アジア)
より出 馬上にてひく所なり
或は魏の武帝始て
これを造ると云う
長さ三尺五寸は三才五行を
象る(かたどる)
四の絃は四時を象る
手を前に推すを琵と曰い
 手を後に却すを琶と曰ふ
鼓(ひく)時を取り名と為す也
唐書に云 
下より逆に鼓くを琵と曰
上より順に鼓くを琶と曰
三才図会に云
その体員(まるく)柄は直
柱(フレット)十二あり
その他は皆 上兌(するどい)
下鋭く項(うなじ)曲りたる
形制稍(やや)大なり
もと胡中より出づ
俗に伝ふ 漢両制を兼る
故に之を秦漢と謂う
和名抄に云う 琵琶の頸に
四柱chi有り 琵琶の体に
反首、転手、覆手、承絃、
撥面、落帯、満月、半月の名有り
所出詳らかならず
俗に云 反首とは名也
転手は琴軫
kinshinの如しもの也
覆手とは腹に在りて
掌を屈む如なるもの也
承絃とは絃の末を以て
承uくるところにて
琴箏にも亦皆之有
撥面とは撥を用る所に当て
革を以て之為
満月、半月とは腹に在る
孔の名也
各其の状を以て名くる者也
仁明天皇嘉祥三年(850年)
貞敏唐に入 琵琶の曲伝へ来
干此に始る
以後上手は朱雀院の朝
博雅の三位 同く息(子の)
信義、信明也
拾芥抄に云く 天下名物の
琵琶数十の中
玄上、牧馬の二面有り
最も貴重なり
時の人 その勝劣を弁ず
爰kokoに信義、信明有り
両人 相弾き 玄上は
牧馬よりも勝たるを知んぬ
平経盛も亦上手為り
竹生島に於て 之を弾しす時
感応有り 其の撥今に
竹生島に有りて什物と為る
禁裏大炊ooiの御門mikado
世々琵琶を善くす之家」
間違いなどありましたら
ご教示願います

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