特注サイズ モダン・タイプの
響板と裏板の力木を仕上げました
動画は

補強材の接着を終えました
これは特注サイズ モダン・タイプの響板
そして裏板
こちらはラプレヴォット・タイプの響板それぞれ、高めの補強材を接着しておき接着後、タッピング反応を確かめながら削り込んでいきます
製作中のギター
今日は響板と裏板の補強材を用意しました
明日、ニカワで接着します
これは特注サイズのモダン・タイプの響板内部パーツ作りの一部を
これは裏板初めてのサイズなので補強材はかなり高めのものを接着し接着後、タッピング反応を確かめながら削り込んでいきます
そしてこちらはラプレヴォット・タイプの響板補強材の接着面加工の様子を動画でUPしました
いま使っている荒削り用の
寸六鉋(身巾6cm)の刃が
だいぶ短くなったので
そろそろ新しいものをと
探していたのですが、ネット・オークションで
「中惣」銘の古い鉋を目にしました
古い鉋のことはあまり知らないのですが
この鉋は一見していい雰囲気が感じられたので
入札しておきました
オークション終了の日
他に誰も入札がなく数千円で落札
ということで、手許に届いた鉋がこれです
出品した方は、こういった古い道具を
専門にされているようで
古い鉋身を新しい台にすげ換えて
すぐ使えるようにしてありました

「中惣」という銘がなんとか判読できます

裏はベタ裏になっていたので
自分で透き直しました

鋼にグラインダーを当てて
火花を出してみましたが
炭素鋼系の火花が散りました
研ぎ角度は鉋では有り得ない21度に
研がれていましたが(通常は25~30度)
とりあえずそのままの角度で
研ぎ直しました
そして使ってみてびっくり
ギターの裏板の荒削りをしてみたのですが
切れ味よく、5mmほどの厚さの
硬いインド産ローズウッド(紫檀)を
2,5mm前後まで削っても
刃先はびくともしていないのです
しかも逆目もほぼ止まっている・・
いま使っている鉋に
これほど強靭で永切れする鉋は
燕鋼かハイス鋼のものくらいしかありません
おそるべし
削りの様子は
You Tube にUPしておきました

ローズウッドの荒削りをした後の状態ですが
やや刃先が細かく変形しているところがありますが
これは研ぎ角度が鋭利なのが原因だと思われます
ですが、まだまだ健在です

荒削りの鉋屑
刃先角度が鋭利なので
逆目にやや深く入り過ぎています

刃先だけ角度を27度ほどで研ぎ直し

今度はギターの響板の補強材に使う
パサパサのスプルースを削ってみました
荒削り用に調整した鉋台でも
これくらい削ることが出来ればOK

削り肌も美しい