24日、滋賀県での
フィガロ ギター・フェスティバルに
楽器の出展で参加してきました
中央の新作ラプレヴォット・タイプを
ギタリストの西垣正信
氏も試奏して下さったのですが
氏は、私がこの楽器で試みようとしていることを
即座に見抜いてしまわれたのです
これには驚くとともに、氏の洞察力の深さに
感服してしまいました
19世紀オリジナルのラプレヴォットは
反応に融通が利かないところがあり
道具として使い方が限定され気味なのです
これを、少しでも巾広い使い方が
できるようにならないものかと
様々試しているところなのですが
昨年くらいから何となく手応えがあり
今回のこの楽器でもその点が解決されている
のではないか思っていたのです
そこのところを西垣氏はズバリと指摘されたのです
これにはドキリとしました
そして楽器という道具を作る職人として
なにか、とても嬉しかったのです
そして、もう一つの嬉しかったこと
これはセミですね・・・
しかも石鹸なのです
楽器の展示をされた矢敷ギター工房の
古井豊氏の奥様から
手土産として頂いた手作り石鹸です
蝉にしては目の位置が少し変ですが
東南アジアには
このようなセミもいるのです
それからこれは岡山県から
遠路お越しくださったK様から
これも手土産として頂いたものです
なんとこれもご自身の手作り作品なのです
体長約2cm
これは本物の蝉の抜け殻から
型を取って鋳造したものだそうです
それにしてもよく出来ている・・
素材は真鍮(しんちゅう)だということですが
それが経年で適度に錆ていて
なんともいい質感になっています
抜け殻から型を取ったとはいえ
足先の細かく鋭いところまで
再現されているのには驚きます
本物の抜け殻と比較
画像右が本物の抜け殻
おそらくニーニーゼミでしょう
大きさといい、形状といいソックリです
最後にこれはギタリストの松田晃明氏が
持って来て下さったものでアケビです
昨年も頂きましたが
今年のものはほど良い甘さで風味がよく
秋の味わいを満喫させてもらいました
最後になりましたが
フィガロ ギター・フェスティバルの
スタッフの方々に
この場にて御礼申し上げます