2011年3月1日火曜日

産地不明の優れた中砥を入手 そして諸寄砥

今回手に入れた産地不明の中砥
一見、三河産中名倉に似ていますが
緻密さなど質感が違っています・・
三河産でも層が違うのでしょうか
掘られた場所が違うからでしょうか・・

研いだ感じは手持ちの三河中名倉と
同様ですが、これはかなり反応がいいですね
研磨力もあります

研ぎ傷も三河中名倉と同様です


これは手許にある
三河中名倉の一つですが
緻密で、縞の感じも上の産地不明の
ものとは違った印象を受けます


研ぎの動画をUPしておきましたが
この砥石は最初に使っている
中砥の但馬(たじま)砥です(参照

動画の説明でも述べていますが
現在出回っている但馬砥とは
色あい、質感とも違っています
反応もよく、心地よく研ぐことができます

その後、諸寄砥ということが判明

但馬砥独特の研ぎ上がりで
浅い傷で、鋼が鏡面のように仕上がり
とても中砥とは思えません


これは仕上げに使った
奥殿(おくど)産白巣板
たいへん優れた仕上げ砥で
こういったものには
めったにお目にかかることができません




2011年2月27日日曜日

製作中のギター ニス塗り途中報告 その2


ニス塗りの様子


今日はここまで・・
色付けはほぼ終わりました
メープルのネックは響板のニス塗りが
ほぼ終わってから色付けします



製作中のギター ニス塗り途中報告

製作中の特注19世紀ギター二台
ニスの色付け中です

こちらはラコート・タイプの響板





そしてこちらは初期ミルクール・タイプの裏板


2011年2月25日金曜日

工房の様子 不明材美しい・・

製作中のギター
手前のラコート・タイプは
横・裏板の材種が不明なのですが(参照
セラック・ニスを塗ってみると
これがなかなか美しいのです
目止剤の色合せに苦労しましたが
良い結果が出せて一安心・・

2011年2月21日月曜日

その後の小鳥砥


岐阜県高山産の小鳥砥(おどり砥)を(参照
知人の刀剣研ぎ師である杉原宗都氏に
「いい砥石やから使うてみて」
と押し売りしたのでありますが
トップクラスの研ぎ師も太鼓判を押してくれました
氏のサイトで紹介されています)



氏の名誉のために申し上げておきますが
紹介されている画像の
この下手な字の犯人はワタクシであります・・