2011年10月28日金曜日

自作のポルトガルギターと久しぶりの再会

20年ほど前に作ったポルトガル・ギターが
メンテナンスのため持ち込まれました
久々の面会です・・懐かしい・・
フレッティングはヴァロッティ音律



サウンド・ホールの縁飾りは
アワビ貝と象牙、そしてハカランダで
螺旋状のリボンを表現したものです
平面で立体感を出すのは
難しいのですが、これはいかに・・・


2011年10月27日木曜日

プトゥムジュ材


製作中のBoxハープのブリッジ材になるような
木を探していたら、プトゥムジュという
初めて耳にする名前の木材が目に入りました
カチカチっとしてそれほど重くないもの・・
という希望に適っています
色あいがもう少し濃いものがいいのですが
色付けすればいいかも・・

ここ数年、世界各地から様々な木材が
日本に入ってきているようですが
先般試作したラコート・タイプ
木材を扱っている業者さんが
名前が分からないということでしたので
多種・多様の木材が輸入されているのだと思います



一見、黒檀のように硬く見えますが
加工は容易で、刃物が痛むこともありません
使っている鉋は以前紹介した中惣寸六です 


2011年10月26日水曜日

義康鉋



古い寸八鉋を手に入れました
銘は「義康」

裏を透きなおし

研いでみたら、なかなかの研ぎ上がりです
これまでにかなり使われていて
身が2cm以上は短くなっています
鋼は安来鋼の青紙と思われますが
古い青紙のようで
以前紹介した優れた青紙鋼の鉋に似ています





早速仕事で使ってみました
削っているのはブラック・ウォルナット


粘りのある材質ですが
切れは軽く、逆目も止めることができました





台は古いものを補修して
そのまま使いました
これで十分使えます
古い台は狂いが少ないので使い易いのです

2011年10月23日日曜日

仏足 ついに商品化か・・?

仏足の遊びも
ここまでやってしまいました
こうなったら商品化か・・?





2011年10月21日金曜日

丹波篠山出土 弥生時代の砥石

いま、篠山市立歴史美術館で
「発掘が語る丹波篠山」展が開催されています

建物は旧裁判所で、和風の立派なものです


 展示スペースはそれほど広くはありませんが
充実した内容で、見応えがありました


篠山の出土物で初めて目にしたのが
この弥生時代の砥石です
三釈迦山古墳群のなかの桂ヶ谷遺跡から
出土したものだということですが
この遺跡は篠山市味間(あじま)北にあります
この地図は以前、10月6日のコメントで
紹介したものですが
篠山にある三つの諏訪神社の
ほぼ中央に位置しているのは
やはり何か意味があるのでしょうか・・
味間という地名については
以前、ブログで少し触れたことがありますが
ニギハヤヒと関係があるのです

砥石のこととは話が外れてしまいましたが
この石は京丹波亀岡に産する青砥と
よく似ているようにも見えます

またまた話が変わりますが
これは時代が下り古墳時代の須恵器です
下の特殊扁壺も以前紹介したことがありますが
これが出土した箱塚4号墳は
味間から北に5kmほど離れた所にあります
これもニギハヤヒと繋がりがあるような気がします