You TubeにUPした動画の画像を
紹介しておきます
右は現在人間国宝である天田昭次刀匠が
若い頃(昭和20年代)に打った鉋で
千代正銘の寸八です
鋼は安来鋼の青紙系と思われます
硬めで強靭な鋼で中研ぎにやや苦労します(参照)
燕鋼のような研ぎ感でもあります
そして左は丹波篠山在住の藤井啓介刀匠により
打たれた玉鋼鉋寸八
こちらは鉋にしては異様に鋼が厚いのですが
研ぎ易く楽に研ぐことができます
それでいて刃先は強靭で驚くほど永切れします
動画を撮影した後の刃先の状態です
これくらいではどちらの鉋も
刃先はビクともしていません
このガンコな紅花梨材を削って
このように健全な刃先を保っている
というのは、通常の鉋ではあり得ません