2012年3月31日土曜日
2012年3月28日水曜日
2012年3月27日火曜日
2012年3月25日日曜日
中世中山砥でハイス全鋼小刀を仕上げる
さゞれ銘砥から新たに手に入れた
中世中山砥でハイス全鋼小刀を
仕上げてみました動画参照
最初に使っているのは
無印のセラック砥石・中砥#1000
この砥石は手持ちの人造中砥の中では
ハイス全鋼の刃物に最も良く反応します
次に使っているのは天然砥石の伊予砥
これもハイス全鋼刃物によく反応します
そして仕上研ぎの最初は
新たに手に入れた中世中山砥
やや硬めの仕上砥で
通常の刃物でしたらほぼ鏡面に仕上がります
驚くことにハイス全鋼でも
鏡面近くまで仕上がりました
ハイス鋼をここまで光らせる仕上砥は
手持ちの中では他にありません
次に、これは大変硬い中山黄板で
通常の刃物でしたらピカピカの
鏡面に仕上がるものです
良く反応し、黒い研ぎ汁が出ていますが
仕上がりは先の中世中山砥よりも曇っています
刃の先端部分に中世中山砥の研ぎ跡が
残っているので画像で確認できると思います
天然砥石というものはほんとうに不思議です・・
2012年3月24日土曜日
二塩化メチレンとシリコン・ボンドを混ぜてみる
知人の化学者から助言を得て
3月22日に行った実験(といっても、好い加減な)を
二塩化メチレンで行ってみました
塩化メチレンはアクリル用接着剤として
市販されているものだそうですが
10年ほど前に買っていたのを思い出し
探し出しました
これを買って使ったときは
それほど使わなかったと思うのですが
ここまで減っていました
揮発性が高いようなので
密閉していても揮発したものと思われます
早速シリコン・ボンドと混ぜてみました
シリコンが溶解されているような気がしましたが
二塩化メチレンの溶解力の強さか
紙コップに沁み込むのが早く
また揮発が早いので
シリコンと混ざっているのか
よく確認できなかったのです
ただ、シリコンの粘度は下がっているような
手応えはありました
二日後の固まった状態は
通常の固まり方よりもやや柔らかい感触でした
前回と同じように
塩ビ・シートにシリコン・ボンドを出し
布で拭き取ってみました
次に二塩化メチレンを沁み込ませた布で
拭いてみると、溶解力が強いためか
あっという間にこのとうり
塩ビ・シートの方が溶けてしまいました
アクリル板などを溶解して接着するものなので
当然の結果とも言えますが・・
これも前回と同様に
木にシリコン・ボンドを塗り付け
それを二塩化メチレンで除去し
よく乾かした後
タイトボンド(水溶性接着剤)で
接着してみました
タイトボンドが乾いた後
少し力を入れて剥してみたら
このように接着面を痛めることなく
剥すことができました
ということは、完全に除去できていなかった
ということになります
これは22日に
IPAで除去したものを
同様に接着していたものですが
指で剥すのが難しい状態だったので
プライヤーで挟んで剥してみたら
このように剥がれました
木目の向きが割れやすい状態だったので
今日行った板の接着とは比較できません
ということで
同じ板の別の箇所にシリコンボンドを塗り
IPAで除去しました
よく乾かした後
同様に水溶性のタイトボンドで
接着
タイトボンドが完全に固まってから
手で剥してみましたが
かなりの力でも剥がれず
無理をしたら、画像の状態のように
割れてしまいました
残りの部分はまだしっかり接着されています
ということは、二塩化メチレンは揮発が早いので
木に沁み込んだシリコン分を充分に
除去できていなかったのかもしれません
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