徳島に出発する前日に
いつもお世話になっている砥石店から
今では幻の砥石となってしまった
浄教寺(じょうけんじ)砥の
コッパをいただきました
(浄教寺赤砥はこちらを参照ください)
浄教寺は常見寺と表記されたりしますが
江戸時代の砥石に関する文献では
常慶寺と記されています
たとえば、雍州府志では
「越前えちぜん(福井県)に常慶寺砥というものがあり、
これは俗に「じょうけんじど」と呼ばれている」
と説明されています(参照)
浄教寺は常見寺と表記されたりしますが
江戸時代の砥石に関する文献では
常慶寺と記されています
たとえば、雍州府志では
「越前えちぜん(福井県)に常慶寺砥というものがあり、
これは俗に「じょうけんじど」と呼ばれている」
と説明されています(参照)
出発直前まで砥石を試していたのですが
その研ぎ心地、研磨力、研ぎ傷の精緻さに
何度も感嘆の溜息が出ていたのでありました
日本刀の研ぎでも使われていたことが
よく理解できます
この砥石は福井県で産していたということですが
早くに掘り尽されてしまったようです
その代替品として伊予砥が
使われるようになったようですが
その伊予砥も良質のものがなくなり
現在では備水砥や天草砥
そして人造砥が使われています
日本刀の研ぎでも使われていたことが
よく理解できます
この砥石は福井県で産していたということですが
早くに掘り尽されてしまったようです
その代替品として伊予砥が
使われるようになったようですが
その伊予砥も良質のものがなくなり
現在では備水砥や天草砥
そして人造砥が使われています
砥石の表面を観察した感じでは
粒度が粗そうに見えたのですが
実際に研いでみると
ザクザクとした研ぎ応えからは
想像ができない精緻な研ぎ傷でした
これは違った角度から撮影したもの