2015年8月7日金曜日

異様な夕焼け そしてタモ材を使ったMaria Harp

ここ篠山は昨日の夕方、局地的に激しい雷雨がありましたが
今日も夕方から雲行きが怪しくなりました
雷雨はなかったものの
日が沈みかけた頃、異様な夕焼けになりました
以下、午後7時頃の写真






こちらは東の空ですが
こちらも怪しく雲が染まっていました



こちらは工房の様子ですが
マリアハープのブリッジ材として手に入れた


ブリッジを作ってみました


適度な堅さと粘りがあり
音の反応もブリッジ材として問題ありませんでした


加工後にやや狂いが出ましたが
それも難なく修正できました


完成(弦を張る前の状態)


左は以前紹介した美しい杢のタモ材
右はインド・ローレル材








さっそく試奏してもらいました


2015年8月5日水曜日

ミクロの風景とインドネシア産の石

近所のコンビニでゲット
こういうのは好きでアル









こちらは篠山のショッピングセンター内で
展示販売されていたもの
インドネシア産らしい
こういうのは ついつい買ってしまう・・


これは珪化木(木の化石)
黒いのは炭化の影響か
コクタンなどもともと黒い木なのかは不明
化石になっても木の質感が
そのまま残っているのが興味深い


これは純度と密度が高い石英質の石
玉髄に近いものと思われます
通常の石英に比べ、透明感と
ドッシリとした重量感があります


これも珪化木


部分的に小さな水晶の結晶ができている
こういった珪化木はあまり見たことがない


2015年8月4日火曜日

Garcia型特注ギターの製作に取りかかる 型作り





弦長は640mm








部材には初めて使う槐(延寿・エンジュ)材を使ってみました


この槐材は今回製作している
ブリッジとして使う予定のもの




程よい堅さと粘りがあり
ブリッジ材として向いている感じです


挽き跡にも堅さと粘り具合が見て取れます


小刀での加工は容易で
堅さを感じません


サクサクと心地よく削ることが出来ます


鉋加工も問題なし


刃先にも悪影響は及びません








型枠完成


2015年8月3日月曜日

奥殿産浅黄と山芍薬の実


さゞれ銘砥から奥殿Okudo産の浅黄を入手


硬口ながら滑らかな研ぎ感で
文句なしの最終仕上砥石です
筋はほとんど問題なし


研ぎ巾5mmほどの鉋刃ですが、よく反応してくれます
研いだ鉋は古い会津鉋重道寸六(身幅65mm)
鋼は和鋼(玉鋼)



こちらはこれまで時折紹介してきた山芍薬
実がついに開きました




以上は小さい方の実ですが


大きいほうは
まだこんな感じです・・

2015年7月30日木曜日

優れた仕上砥 産地不明

播州(兵庫県南部)の旧家に眠っていた
天然仕上げ砥石を入手

長い期間放置されていたためか
研ぎ面が1.5mmほどの厚みで
層が剥がれていたので
瞬間接着剤で接着しました

両側の様子
一見、京都梅ヶ畑・菖蒲産かな
という印象を受けます

石質はかなり硬いのですが
滑らかに研ぐことができます

中継ぎの仕上砥ぎの後
2分ほど研いだ状態
地・刃ともにピカピカの鏡面に研ぎ上がります

鋼は青紙スーパー


身幅55mmの常三郎作
銘悟両忘

こちらは和鋼と和鉄が使われた古い鉋
こちらも仕上砥ぎの中継ぎの後
2分ほど研いだ状態です

古い日本刀のような雰囲気に研ぎ上がりました

鉋身は古い会津鉋、重道寸四(身幅6cm)

今回の研ぎに使った砥石
すべて天然砥石で
左から中砥ぎで使った備水砥(軟口)→
(備水砥は白天草砥とも呼ばれています)
同じく備水砥(硬口)→
前回紹介した沼田砥(硬口)
その右2丁は仕上げ砥石で
左は中継ぎで使った滋賀県高島市相岩谷産戸前(軟口)
右端は今回紹介した硬口の仕上砥

石質の雰囲気と研ぎ感から
京都梅ヶ畑・菖蒲産かな・・という気がしますが
ここまで硬いものには初めてお目にかかりました
しかも研ぎ易く、研ぎ上がりも素晴しい
文句なしの仕上砥です