ギター製作家の視点
撥弦楽器製作家・田中清人の仕事、 趣味に関するブログ
2016年3月5日土曜日
小型モダン・タイプ ネックと側板を組み上げる
横板になるMaple材の厚み仕上げ
中仕工鉋として使った古い会津鉋
重上・寸六
(鋼Haganeは玉鋼)
玉鋼はやはり切れが鋭い
表面の仕上げは
初代・金井
の寸八(昔の青紙鋼)
メープルの深い杢も楽々と仕上げてくれるので
安心して使うことが出来る
昼休みに一挙八枚研ぎ
仕上げた側板を曲げたところ
仮組み
そして接着
2016年3月4日金曜日
小型モダン・タイプのネック加工
久しぶりに電動工具の登場
ネックが出来上がり
これで各部材が揃いました
これから横板の厚みを仕上げて曲げ
組み上げていきます
2016年3月3日木曜日
特注小型モダン・タイプのネック 接着作業完了
ネックを削っていく
荒削りは
左久作
さんの小刀を使う
この鑿Nomiは東京鑿鍛冶組合のマークが入った
弘正銘の薄ノミ
丸み付けの仕上げは
古い会津鉋
重春銘
の小鉋
仕上がったらMapleメープルのベニヤを
ニカワで焼付け接着
ヘッドを接着
ヒール部分の加工
膠Nikawaで接着
ネックの接着作業、完了
2016年3月2日水曜日
特注小型モダン・タイプのヘッドを加工する
ヘッドはメープル材
これは刃幅1mmのノミ
これは買った時点で細い身がかなり歪んでいて
さらに焼戻しが足りなかったのか
刃先がポロポロこぼれ、とても使える状態ではなかった
仕方がないので、自分で一旦焼きなまし
歪みを矯正し、再度焼入れ・焼戻しを行ったもの
この作業には欠かせない鎌鑿Kamanomi
2016年2月23日火曜日
工房の様子 特注小型モダン・タイプのネック材
これはヘッドになる部分
Mapleメープル材
これはヒール部分
これもメープル材で
チェロ用のネック材から転用したもの
ネック部分は軽いセドロ材
これにメープルのVeneer突板を巻きます
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