2016年6月24日金曜日

ギタリスト長谷川郁夫さん


数日前のことですが
ギタリストの長谷川郁夫さんが
遠方、東京からルネッサンス・ギターを受け取りに
来て下さいました

長谷川さんは古楽器も演奏される
貴重なクラシックギタリストで
指頭弾きでクラシックギターも演奏され
弦もガット弦を主に使用されています

YouTube動画ご覧下さい


ルネッサンスギターも
難なく弾きこなされます

長谷川さんは柔軟な発想でギターという楽器を
捉えておられるので
製作をする立場の者として
たいへん興味深く
いろいろと刺激を受けることができました


20年ほど前、私は弦楽器製作家協会に所属していましたが
そのときの東京での展示会で
長谷川さんは私の楽器も見て下さったということで
たいへん驚きました・・

2016年6月22日水曜日

小さなアマガエルと梅雨時の花々

梅雨真っ盛りといった時期
田圃で育ったアマガエルが
オタマジャクシから成体になる時期でもあります
そんな小さなアマガエルが
あちこちでピョンピョンと跳ねていますが


こうして植木の葉によじ登るお方もあります


これは野生化したカラーの花でしょうか
毎年今の時期に同じところに咲きます


そこにも小さなアマガエルが・・

2016年6月19日日曜日

2016年9月4日 午後のくつろぎコンサート 



こちらは兵庫県伊丹市で行われるコンサート
9月4日(日)午後2時開演
(別ウインドウ又は別タブで開くと
大きな画像を見ることができます)

午後のくつろぎコンサート
知人が自主企画で30年続けてきたもので
今回は30周年ということで
企画を私にやってほしい、という要望があり
ギタリストの金谷幸三さんと
古楽歌手(ソプラノ)の丸谷晶子さんにお願いしました

チラシも私が作りましたが
出演者の写真の構成上
ギタリストを反転せざるを得ず
左利きのギタリストになりました・・
(金谷氏の了承済み)
当日はどちらで演奏するのでしょうか・・笑 

当日の演奏曲目から
蘇州夜曲をリンクしておきます

2016年6月17日金曜日

稲城と投石兵集団

以前、このブログで
紹介した横枕遺跡
この遺跡についてはこちらの
時代は旧石器時代から
弥生時代とされています


この2枚の写真は私が
投稿したものですが
これは1998年発行の
志免町文化財調査報告書から
部分的に転載したものです
下の写真の左の卵形の石は
投弾と説明されています
時代は弥生時代前期頃の
ようですが
この投石を使った兵士集団が
住んでいたと思われる地が
この横枕遺跡の近く
(数百メートル西)に
あるのです
稲城(イナギ)という所です
現在は地名は残っていませんが
交差点の名前とバス亭に名残りが残っています

イナギを投石弾兵がいた所
とする説は
鹿島曻氏によるものですが
そのことを川崎真治氏はさらに詳しく解説しています
それを要約すると
ウル・シュメール語で
石(いさご)を紐で投げることをイグナと言った
イグナのイは「する」とう動詞
グは紐という意味
ナは石の意味
投石弾兵も同じく
イグナと言った
それがセム語になると語順が
変わってイナグとなった
このイナグの語尾が
屈折したのが古代日本語の
イナギとしています
漢字では稲城、稲置、
因支と書きますが
弥生時代~古墳時代の
日本ではこのイナギという言葉が投石弾兵の隊長
あるいは地方豪族の
姓(かばね)や
氏名だったとしています
川崎氏はこのことについて
例を挙げ
古事記や日本書紀で日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が
東征を命じられた際に
尾張の田子稲置
(タゴノイナギ)や
乳近稲置(チヂカノイナギ)を
遠征軍に加えた訳がはっきりすると述べています




投石紐(スリング)

2016年6月13日月曜日

工房の様子 特注Lacoteタイプの製作状況

製作中の特注19世紀ギター
ラコート・タイプ(弦長630mm)の製作状況
ネックのヒール・キャップを切り出しているところ


接着

そして指板を接着


ブリッジを作っていく

白柿Shirakakiで罫書いているところ
このブリッジは修復中のマンドリンのものですが
参考のためにUPしておきます




白柿の裏の先端部は
このように仕上げておくと
スコヤなど定規を傷付けることがなく
何かと便利






輪郭の出来上がり

こちらはラコートタイプのブリッジ









ヤスリで表面を仕上げた状態

この後サンドペーパーで仕上げて接着する

ニカワ接着を終えた状態