なんとかアンモナイトの内部構造が分からないものか
と、手持ちの化石をコツコツ割っていたら
うまい具合にパカリと割れてくれた
割れたところを見てビックリ・・
なんと、最も知りたいところが現れているではないか
他の小さめのものも・・
いい感じに割れてくれました
そしてこういったものも入手
これらをよく観察すると、白っぽい部分は
以前紹介した軟体部と思われる部分と
よく似ているのでは・・
ということは、これは軟体部ではなく
殻の構造体の一部、と言えるのではないでしょうか・・
それから、アンモナイトの化石の結晶は水晶と思っていたが
これはどうもカルサイト(方解石:成分は炭酸カルシウム)ですね
こういったものは、ウェブ上ではオパール化したもの
とか、アラゴナイト化したものと説明されていますが、
硬さから判断して、まずオパールではありません
オパールのモース硬度は6.5で、かなり硬く
カッターナイフでも傷が付きません
アラゴナイトは成分はカルサイトと同じ炭酸カルシウムですが
硬度は4でカルサイト(硬度3)よりは硬く感じます
それから、結晶の形状も違うので、アンモナイトの
内部結晶はおそらくカルサイトと思われます
上の画像は結晶部分をカッターナイフで削ったもの
サクサクと簡単に傷が付く
この結晶がカルサイト(方解石)ならばモース硬度は3
貝殻と同じ程度
他のアンモナイト化石でも試したが硬さは同様
この部分も同様です
この化石は自分でスライスしたものですが
オパール化したものとして売られていたものです
これはオパールの原石
モース硬度は6.5とされているので
カッターナイフでは傷が付かない
これはアラゴナイト(あられ石:硬度4)の結晶
カッターナイフで傷は付くが
カルサイトよりもやや硬く感じる
そしてこれはカルサイト(方解石:硬度3)の結晶
アンモナイトと同様、サクサクと傷が付く
結晶の形状もアンモナイトとよく似ている
このカルサイトの結晶は白っぽいが
茶色のものもある
これですね