2021年12月14日火曜日

ヴィンテージ・マンドリン修復完了

 

修復中の
ヴィンテージ・マンドリン
出来上がり






以下、作業工程を
遡ります
クジラの歯で
ナットを作っているところ




装飾貝の補修

指板を剥がしたところ

割れの埋め木補修

響板を外し
補強材の補修を終えた状態

2021年12月11日土曜日

簠簋内伝 そして琵琶譜

 楽琵琶を製作しているので
琵琶譜のことも
知っておきたいと思い
勉強中


これは鎌倉時代の琵琶譜
参照サイト


こちらは
先日紹介した簠簋内伝の
寛文六年(1666年)に
出版されたもの
デジタルデータ・ベース
からダウンロード
印刷させてもらいました


それらをまとめ
絹糸で綴じます

まず、電動ドリルで
0.5mmの穴を開ける



その穴を千枚通しで広げ


絹糸で綴じていく

完了

和綴じ本の出来上がり


2021年12月10日金曜日

スマホカメラは不思議


昨夜の月は不思議で
赤い筋が見えていた
スマホカメラで
撮ってみたが
その筋は写っていなかった
午後9時頃

ところが
肉眼では真っ暗だった所が
燃えているように
明るく写っている

また、このような赤い玉も
写り込んでいた
謎・・・

同じ場所を今朝撮ったもの

道路脇のフェンスが
見えている
道路の向こうは篠山川

2021年12月9日木曜日

安倍晴明と簠簋内伝 

平安時代の陰陽師 onmyoji
安倍晴明も使っていた
とされる
「簠簋ほき内伝ないでん」
の現代語訳を入手


簠簋内伝 hoki-naiden は

高島易の元祖のような内容で

興味のあるところでは
材木にするため木を
伐採する日を選んだり

伐採した建築材を
建てる場所に揃える日の
吉日が紹介されている

家造りの最初の儀式とされる
釿(ちょうな)初めの様子


参考までに
「三國(国)相傳隂陽輨轄簠簋内
傳金烏玉兔集圖(図)解」から
簠簋ho-kiについての説明

こちらが簠簋の簠ho
説明に「外は方(四角)
内は円(丸)とあります

中国の青銅器


こちらは簠簋の簋ki
内部が方で外は円 

中国の青銅器

日本の神社で神具として
使われる三方にも

このような四角と

丸があります
簠簋と何らかの繋がりがある
とする歴史家もいます

また、これは伏羲 fukugiと
女媧 jokaの図ですが
参照サイト

左の女媧が持っているのは
コンパスで円を象徴
そして右の伏羲が
持っているのは
指矩sashigane
(曲尺kanejaku )で
方形(四角形)を
象徴しています
簠簋ho-kiになっていますね


そしてこれは
シンボルマークですが
これにもコンパスと指矩が
描かれています

そしてまた
土佐清水の足摺岬にある

その手には
コンパスと三角定規が
持たれているのです
これには諸説あるようですが
ここにも簠簋が・・

また、斬新で説得力のある
古代史説を展開しておられる
歴史家の市川慎氏は
ホキは日本の地名にも
存在していると
指摘されています

加えて、日本にはホキという地名まであるのです
兵庫県に保木、保喜、そして保城
(ほうしろという地名ですが音読みするとホキ)
鳥取県の古名伯耆はホウキと読みますがホキでもあります
岐阜県に保木、山口県にある保木はホウキと読みますがこれもホキ
四国四万十川町には甫木など・・
ホキは謎を秘めているとしか思えません