2021年12月9日木曜日

安倍晴明と簠簋内伝 

平安時代の陰陽師 onmyoji
安倍晴明も使っていた
とされる
「簠簋ほき内伝ないでん」
の現代語訳を入手


簠簋内伝 hoki-naiden は

高島易の元祖のような内容で

興味のあるところでは
材木にするため木を
伐採する日を選んだり

伐採した建築材を
建てる場所に揃える日の
吉日が紹介されている

家造りの最初の儀式とされる
釿(ちょうな)初めの様子


参考までに
「三國(国)相傳隂陽輨轄簠簋内
傳金烏玉兔集圖(図)解」から
簠簋ho-kiについての説明

こちらが簠簋の簠ho
説明に「外は方(四角)
内は円(丸)とあります

中国の青銅器


こちらは簠簋の簋ki
内部が方で外は円 

中国の青銅器

日本の神社で神具として
使われる三方にも

このような四角と

丸があります
簠簋と何らかの繋がりがある
とする歴史家もいます

また、これは伏羲 fukugiと
女媧 jokaの図ですが
参照サイト

左の女媧が持っているのは
コンパスで円を象徴
そして右の伏羲が
持っているのは
指矩sashigane
(曲尺kanejaku )で
方形(四角形)を
象徴しています
簠簋ho-kiになっていますね


そしてこれは
シンボルマークですが
これにもコンパスと指矩が
描かれています

そしてまた
土佐清水の足摺岬にある

その手には
コンパスと三角定規が
持たれているのです
これには諸説あるようですが
ここにも簠簋が・・

また、斬新で説得力のある
古代史説を展開しておられる
歴史家の市川慎氏は
ホキは日本の地名にも
存在していると
指摘されています

加えて、日本にはホキという地名まであるのです
兵庫県に保木、保喜、そして保城
(ほうしろという地名ですが音読みするとホキ)
鳥取県の古名伯耆はホウキと読みますがホキでもあります
岐阜県に保木、山口県にある保木はホウキと読みますがこれもホキ
四国四万十川町には甫木など・・
ホキは謎を秘めているとしか思えません

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