2022年4月2日土曜日

タルコフスキー親子 そして化石


旧ソ連の映画監督
の父親は詩人のアルセーニイ・タルコフスキーで

父親の詩の表現には
息子アンドレイが作った
映画のシーンと
よく似たものが多いのが
興味深い


これは
アンモナイトの化石
この面は川擦れで
一部内部構造が
残っている

反対面は
アンモナイトの表面が
残っている

おもしろい状態で
興味深い

台はギターのネック材の
端材で自作したもの

2022年3月31日木曜日

石 いろいろ


不思議な石
何かの化石だろうか・・

似たような雰囲気の
石に接着

こちらは
サンダーエッグと
呼ばれている石
内部が玉髄化した
メノウの塊を
1cmほどの厚みに
スライスされたもの
光を透過させると美しい

モリオン(黒水晶)の
テッペンに接着


表面はこんな感じ
猫の目のようにも見える

これもメノウの塊
内部が結晶化している

スライスされた二つが
離れ離れにならないように
革を蝶番chotsugaiにして
繋いでみた


2022年3月29日火曜日

正倉院琵琶撥 そして自作ギター

 


正倉院琵琶撥を模した撥
先般製作した琵琶を
注文して下さった方
自ら描かれたものです
手に取って実物を拝見すると
感慨深いものがあり感動的です


琳派風の雰囲気の中で
撮影してみました




さてこちらは
メンテナンスのため
工房にやってきた自作ギター
37年前、1985年に製作したもの


ブリッジの装飾に
ちょっと手を加えました
すべてフリーハンドで
彫ったものです


楽器の音については
おもしろい反応だなと思い


補強材の様子を見て
驚いた!


伝統的な配置とは全く違う

若い頃は様々な試みを
やっていて
1台1台違う構造で作り
同じものはなかった
というのを思い出しました
現在のオーナーさんは
音量が大きいので
これを選んだ
ということでしたが
音圧と音の飛び方は
独特のものがあります
若気の至りとはいえ
よくぞここまで
大胆なことをやった
と、若い頃の自分を
褒めてやりたいと思います

2022年3月24日木曜日

琵琶の構え方いろいろ

 

先般製作した
正倉院琵琶の模作品が
このように用いられていました
感謝

これは以前紹介したことのある
岩佐又兵衛が描いた絵


八音抄を著した鎌倉時代の
琵琶の専門家藤原孝道による
琵琶の構え方の指南書
女房(女性)は琵琶をひざのうえにおかず
左のひざをたてて下におくべし。」
琵琶にひぢをかくる時は袖のはたをも
をり返して手の甲までも
弾きかくさんとおもふべき也。」
などなど

こちらは京都宇治
平等院鳳凰堂の
雲中供養菩薩
片膝を立てた上に
小型の琵琶を乗せています

この琵琶はさらに小さいためか
胡坐aguraの上に乗せています

箜篌kugoを弾いているところ

こちらは簫syo

甘竹簫

縦笛

横笛

2022年3月23日水曜日

ギター製作 シェラックニス塗り


特注クラシックギター
小型モダンタイプ
弦長630mm 
ブリッジ接着の様子


そしてシェラックニス塗り

響板の下塗りには
シェラックコーパルを使い
その後、極薄色のシェラックを
塗っていきます