2022年6月5日日曜日

日新徐魔図 そしてギリシャの壺を補修

 


江戸時代幕末の画家
葛飾北斎が83歳のときに
描いた日新徐魔図から
6月朔日(1日)と

六月四日に描かれたもの

こちらはギリシャの観光土産
として作られたと思われる
小さな壺で、高さ12cmほど

そこそこ古そうで
欠けもあったので
エポキシパテで補修

アクリル絵の具で色付け

出来上がり



日本の茶入と
並べて記念撮影


2022年6月4日土曜日

根古志形鏡台を作っていく



春日権現記に描かれている
平安時代の鏡台
根古志形鏡台
Nekojigata-Kyodai 
を作ることになり
これから取りかかる

こちらは
石山寺縁起絵巻に
描かれているもの

そして類聚雑要抄
記載されているもの


熱田神宮に所蔵されているもの
室町時代作とされている


これは後の時代に
よく見られる鏡台
戦国時代細川ガラシャ
調度品

こちらは中国東晋時代
4世紀頃に描かれた
女史箴図joshishinzu
絵巻の鏡台が描かれた部分





まず芯柱を作る

出来上がり

擬宝珠giboshi
を取り付けた状態

次にこのパーツを
作っていく

窓鋸で製材しているところ
材は花梨



切り抜き完了

2022年6月3日金曜日

茶入として使えそうな小壺いろいろ



現在の茶道で使われる茶入の元祖とでも言える
漢柿蔕茶入
ayanokakibeta chaire
これは鎌倉時代始め頃の僧
栄西が留学先の宋から持ち帰った茶の種を九州の背振山seburiyamaや博多の聖福寺で栽培し、その増やした種を京都の高山寺に送るときに使われた小壺とされている。後に茶道で使われるようになった茶碗や茶入は元々は中国や朝鮮半島で使われていた日用雑器だったのですが、そこのところに興味を覚えます。

上の茶入れを真似て作られた
現在の茶入
大海daikaiと
呼ばれている形状


これは中国の三彩を
真似て作られた
日本の焼き物、奈良三彩
大きさは上の茶入と
ほぼ同じなので
茶入として
使えないこともない

これもほぼ同じ大きさの陶器
現代のギリシャ製

これはやや大きめなので
茶壺としては使えるか
古代壺のレプリカと思われる
ルオーの絵のような
絵付けが美しい

手許にある茶入いろいろ

2022年6月1日水曜日

サツキ、ドクダミの花 そして花梨材


今年はサツキの花が
少ないかな
と思っていましたが
いつの間にか増えてました

こちらは毎年咲く
八重咲きのドクダミの花


そして八重咲きの群から
2mほど離れた所で
一重のドクダミが咲いている


向こう奥が一重のドクダミ
昨年は二株ほどしか
なかったが
今年はかなり増えている

右が八重咲き
左が一重
これからどうなって
いくのか・・

工房の様子
製作中の根古志形鏡台の
芯柱が出来上がり


擬宝珠giboshiは
市販の真鍮製

2022年5月31日火曜日

欠けた陶器を補修


先端が欠けた壺に
別の陶器の先端を

接着する作戦

瞬間接着剤で接着

参考にした蜂の巣

石の飾り台にもいいかも