秋晴れのひと時
蝶がやってきた
こちらは
製作中の特注19世紀ギター
ラプレヴォット・タイプ
シェラックニスの刷毛塗りを
終えた状態
この後、三日ほど乾かして
フレンチポリッシュ
仕上げを行う
そして、修復中の
19世紀ギター、完成
雄大な岩山のように見える
これは、実は
高さ6cm程度の小さな盆石
これと同じような
等伯が描いた墨絵
そして室町時代の画家
雪舟が描いたもの
こちらは掛軸に描かれた
太湖石という鑑賞石
太古石とも書かれます
実物はこんな感じですが
等伯と交遊のあった
本法寺十世の日通上人が
等伯と交わした
画事に関する談話を
まとめた等伯「画論」で
等伯は
「太古石ハ造リ物也
官女ナトノ絵ニ大略書ケリト
石ニ青イ薬ヲカケタモアリ
又紫色の薬をカケタモ有之ト」
と述べています
また、ここでも
「太古石トテ土ニテ岩ヲ作テ
上へ薬ヲカクル也
絵ニ如何程モ有之物也
大国ナル故ニ岩ヲ作度
イママニ面白作ルソ」
と述べ、自然に出来た
ものではない、としています
興味深い話です
因みに、これは
手許にある太湖石
これも造り物なのか・・
製作中の特注ギター
ラプレヴォット・タイプ
弦長630mm
フレット溝を切っているところ
こちらは
修復中の19世紀ギター
フレットを打ち換え
響板上のフレット溝の修正
そしてブリッジの作り換え
これは高さと弦幅を
変えたもの
ブリッジピン穴の
因みにこの楽器は
後の修理で響板の力木の位置が
変えられています
おそらく音の嗜好が
時代によって変化し
それに伴い改造されたもの
と思われます
こういった19世紀ギターは
これまで何台か見たことがあります
こちらは
先日大阪でゲットしたもの
バンダイ・ガチャ
樹上棲ヤモリ
手足、尻尾、口が動く
優れもの
安土桃山時代から
江戸時代初めにかけて
活躍した画家
長谷川等伯の画集を入手
この画像は武将図
鷹狩りの鷹が描かれている
こちらも武将図
権力者の象徴でもある
馬が描かれている
因みに、この絵は
フランスルネサンス時代の画家
権力者の絵
狩りに使う犬が描かれている
これは等伯の墨絵
松林の部分
岩の表現は
等伯独特のものとされる
こちらは虎退治の図
虎を手なずけたとされる
中国唐時代の禅僧
豊干禅師bukan-zenji
この絵は円山応挙筆
等伯の若い頃
信春銘の作品
善女龍王像
迦陵頻伽 karyobinga
龍
仁王
花鳥図も素晴らしい
修復中の楽器
これから弦を張る
出来上がり
ブリッジサドルには
ラクダの骨を使った
これもラクダの骨
ヴィンテージギターの
ブリッジサドルを
作っているところ
鋸ヤスリで荒削り
その後
鉄工用ヤスリと
サンドペーバーで仕上げ
出来上がり
ナットには鹿の角を使った
指板はハカランダ材