2023年11月9日木曜日

有元利夫とゴヤ そしてアンリ・ルソー

18世紀のスペインの画家
ゴヤの作品「わら人形」
この絵を見たとき
すぐに有元利夫が描いた

この絵を連想した
1982年に描かれた「ロンド」
この絵は下の4人の人物を描いてから
しばらく放置され
上の藁人形のような人物が
描かれるまで空白期間があったことが
有元利夫自身の文で説明されている
いろいろと想像がふくらむ

因みにこれは有元利夫が
学生の頃描いた作品
ポーズは違うが
人物が宙に浮いている

1975年に描かれた作品
この人物はポーズも
ゴヤが描いた藁人形に似ている

これもそうである

1976年の作品


これはポーズは違うが
有元利夫の特徴とも言える
独特のもの


1976年には
このようなものも描かれている



こちらは奥さんの有元容子さんが
1979年に描いたもの

これは1975年に公開された
「鏡」の一場面
日本公開は1980年
これは偶然と思われます








これはやはりアンリ・ルソーの
「カーニバルの夜」を
連想してしまう


1984年には
このような4人の人物だけが
描かれた作品もある

2023年11月8日水曜日

工房の様子 そして紅葉

 

陽光を受けるポポーの葉

そしてモミジ

製作中の特注ビウエラの横板
メープル鉋がけ


こちらはマリアハープ

畔挽鋸で装飾のための溝挽き

19世紀ギターのメープル裏板の
挽き残りとボッスの絵
「快楽の園」

2023年11月7日火曜日

六分儀 そしてアサガオ


ベニヤ板の木目なぞったら
象さん出現

今年の秋は異様に暖かい
アサガオがまだ咲いている


ポポーの葉


色づきはじめたモミジの葉

六分儀というものらしい

今のGPSみたいなものか

使うつもりはないが
見ているだけで
ワクワクする

2023年11月5日日曜日

ビウエラの製作に取りかかる

特注ビウエラと
マリアハープの製作に
取りかかる

こちらはビウエラの響板
40年ほど寝かせた
ドイツ・スプルース




裏板のメープル材


力木を接着したところ

こちらは響板
注文により特殊な構造になる

マリアハープの響板




2023年11月2日木曜日

挟軾完成 そして職人絵

平安時代の挟軾
kyoshoku
出来上がりました

こちらは江戸時代初期に
描かれた職人絵
番匠(現在の大工)


台鉋も描かれている
右端は罫引(ケビキ)で
左は鑿(ノミ)だろうか



こちらも江戸時代初期に
描かれた職人絵、鍛冶師
絵師は岩佐又兵衛

岩佐又兵衛の息子
勝重が描いたもの


そして岩佐又兵衛が描いた琵琶
柱 ji が三つしかない・・
かなり適当ですね